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21 avr. 2004

脳のしわの有無で知的能力に差

けっこう「脳皮質のたたまれ方」には個人差があることは,あまり知られていない。帯状回前部,特に傍帯状溝は30-60%の人にはあり,また左半球ではみられることが多い。
この形態上の違いは,認知能力の個人差を反映するか。

30人の右利き男性を調査した結果,左半球にそういう溝が存在する人は,言語的・非言語的実行機能に優れている。実行機能を要しない課題では,そのような優劣はみられない。

というわけで,脳の形態の違いは,認知機能の一部に影響を与えるということになる。

Cerebral Cortex 14(4): 424-431, April 2004.
Fornito A et al.
Individual differences in anterior cingulate/paracingulate morphology are related to executive functions in healthy males.
executive function, frontal lobe, MRI, sulcus, verbal fluency, working memory

Journal's abstract

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