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01 juin 2004

日常的演技度,演じ分ける能力

卒論生のひとりが考えているテーマ。社会不安傾向と「演じる」こと。

日常的演技度
日常生活でも「仮面をつけて」「演技をしながら」生きていると考える。
そうであるならば,ふだんの生活における演技度は,社会不安傾向に影響を与えるかもしれない。
仮説
日常的演技度と社会不安(1と2は相互排他的)
1)日常的演技度が高いほど,社会不安の程度は低い。
2)日常的演技度が高すぎても低すぎても,社会不安の程度は高まる。

演じ分ける能力
ロールプレイングやイメージトレーニングにおける「その場面での役割演技・イメージ」による治療に効果が見られた場合,その場面でのふるまいに「慣れる」ために生じた効果(場面特異的)なのか,「演じる能力」が向上したために生じた効果(場面フリー)なのか判然としない。
仮説
もし後者が優性であるならば,
3)どんな役割であれそれを「演じる」こと,またいくつかの役割を「演じ分ける」ことによるトレーニングが,社会不安傾向の軽減につながるかもしれない。
もし前者が優性であるならば,
4)演じ分けるトレーニングの前後で,社会不安傾向は変わらない。

さっき相談(卒論指導というらしい)に来たので。メモ。

質問紙調査と実験ができるといいなあ。「日常的演技度」を探るための質問紙,なんてあるといいけど。
それらしきものをご存じでしたらご教示ください。

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