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18 nov. 2004

臨床心理学演習I(学類)2-8

予期不安(電気刺激が与えられるかも)中に
不安思考を抑制すると,

抑制中,および抑制後に

不安思考の生起頻度とその持続時間,
自己報告による不安の程度

はどうなるだろうか。


※今回で実験的研究はおしまい。
 次学期は質問紙調査系の研究論文を読みます。

担当は徳毛さんで,

Behav Res Ther 41(2003): 1113-20.
Koster EHW et al.
The paradoxical effects of suppressing anxious thoughts during imminent threat.
でした。

思考抑制の先行研究では,この"逆説的効果"
(不安思考抑制中や抑制後に,ターゲットとなっていた思考が増大する)についての結果がまちまち。
どういうときに起こりやすいのか(または起こりにくい)といったcritical要因の検討が必要である。

不安状態は逆説的効果を導くのではないか,との仮説に基づく実験。

 抑制中: 自己報告不安→ 思考頻度→ 思考継続時間↓
 抑制後: 自己報告不安↑ 思考頻度↑ 思考継続時間→


秋休み中に,2-6~2-8,充実させます(させたい)。

来年度のシラバスをそろそろ作成中ですが,
基本的にこの演習のスタイルをそのまま継続させようと思います。
 ご意見あれば...と聞いてみたのですが,ないらしいのでね。

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