心理臨床に必要な神経心理学的知識
「心理臨床の実際」という授業の一講義。
こっちが知りたいくらいだが...
1. 他者のふるまいや心理を,脳のしくみで説明する視点がある
2. 「心」をうみだすのは脳である
3. 神経心理学は,脳と心の対応関係(not因果関係)を研究している
4. 心はいくつかの「モジュール」からなる複合体である
5. 脳もまた,いくつかのモジュールからなるネットワークである
6. (4.5.から)単一モジュールが選択的にダメージを受ける場合がある
7. 単純な並列ではなく,階層性も有している(低次入力→高次→低次入力)
8. 心理臨床で問題とされそうなのは,比較的高次な連合野の機能である
9. 脳損傷の影響で,直接的にand/or間接的に心理的困難を引き起こすことがある
10. アセスメント→見立て→介入・援助,という一般的な心理臨床の流れと同様に,
神経心理学検査→メカニズム→認知リハビリテーション,という流れがある
11.(脳の損傷がない場合でも) 「個人差」は脳-心ネットワークの違い
(モジュールの活動量か,複数モジュール間の結合の程度など)を反映している
かもしれない
12.いまどき,「脳(生物学的な・神経科学的なこと)はちょっと...」などと敬遠していられない
かもしれない
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