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27 janv. 2005

臨床心理学演習I(学類)3-6

日記を使って,
情動状態(抑うつ傾向),顕在的行動,その報酬価の関連を探る。

髙橋さんで

Behav Res Ther 41: 1137-48 (2004).
Hopko DR et al.
The use of daily diaries to assess the relations among mood state,
overt behavior, and reward value of activities

でした。

即時的な,もしくは将来的な報酬価を伴う行動を,抑うつ的な人は
していないのではないか,という仮説を検証。

1週間の日記。
行動 - 即時的な報酬価評定 - 将来的な報酬価評定

でそれを,報酬価(4段階)を横軸,従事時間を縦軸として,
抑うつ傾向群と非抑うつ傾向群で比較すると,
抑うつ傾向群は,報酬価の低い行動を多く,報酬価の高い行動を少なく 行っていた。

そういったわけで,仮説は検証されました。


# とのことですが,
  なんかいまだに,因果の方向がこれでいいのか疑問。
  抑うつ傾向があるから,行動をネガティブに価値づけしてるかもよ,ということ。

# 誰かさんの卒論にとっては,支持的な意見ですねこれは。


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