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15 avr. 2005

「師匠」認知的体験に反論する

ここ
05/4/11の第2「認知的体験」。

...「頭を使わない」「あほー」は少々言い過ぎではないですか,先生。
どういう研究論文をどれくらい読まれた結果のご意見なのでしょうか。

以下,義憤様反論

 ・実験デザイン的頭脳使用。
  ポイントで光らせるためには,けっこう頭を使わないといけません。
  もっともシンプルな場合でも,A条件-B条件の減算が必要ですが,まさにそのAB
  タスク間の差違にこそ工夫が必要です...頭を使うのです...研究者の発想が試されているのです。
  Donders' subtraction methodと一緒です。アレも頭を使ってるのですよね。

 ・説明考察的頭脳使用。
  どういうところがどのくらい活動するかの「パターン」も重要です。
  "中枢の特定"というよりもむしろ,システム論的理解ができることはメリットです。
  もちろんその部位が活動したという「先行研究の羅列的記載」部分がたいがいありますが,
  先行研究の羅列的記載は,通常の心理学的研究論文でも同じこと。
  むしろさまざまな心理的活動で同じ脳部位が活動している(してしまう)ので,そのままでは
  かなりchaoticです。説明を秩序立てるには,脳機能画像研究のほうが頭を使ってます。
  Discussionの論述は,「あほー」には書けないと思われます。

 ・お役立ち,もしくは共通性。
  フツーの心理学者が「頭を使ってひねり出しただけの」「実体について疑わしいことさえある」
  仮説的構成概念に,脳活動というデータを使って生物学的裏付けを与えているとも言えます。
  ブラックボックスの解明に関係しているのです > とっても認知心理学的志向です。

「そういう,あってもなくてもよいような研究」も,まったくないとは言い切れませんが,
でもそればかりではないですよ。
サンプリングの問題かもしれない。

何が(というよりどれが)お気に召さなかったのか,直接聞いてみましょう。
先生のパソコンではblog(ココログだけ?)は読めないそうですし,
ややblogにネガティブな印象をお持ちのようでもありますすし。

この手のマサツは,たぶん「想定内」で,
脳損傷研究 vs. 脳機能画像研究の
(implicitだったりemotionalであったりする)マサツよりはシンプルです。

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