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31 mai 2005

これで京都へ,9月下旬

本日がエントリーの締切日だったのですが,
締切時間が12時(正午)(公称)だったとは,本日知りました...

種々危ない橋をわたりながらも,なんとか登録完了しました。
~登録番号はフタケタでした~

「遂行機能障害」カテゴリー,
「ポスター発表」(予定)にしました。

※ 正式には,「演題が受理された場合には」,これで京都へ,
   なのですけど,そこはまあ...

こんなんです

行動を制御するのは遂行機能か,パーソナリティか

【目的】行動を制御するメカニズムには諸説ある。神経心理学研究においては,遂行機能(EF)がその役割を担っているとする考え方が一般的である。心理学研究においては,行動は報酬と罰による,接近動機・回避動機の競合により制御されるとする考え方がある。Gray(1987)は回避動機を「行動抑制システムBIS」,接近動機を「行動接近システムBAS」とし,これらの感受性には個人差が存在するとした。EFという能力的側面と,BIS/BASというパーソナリティ特性的側面の両者は日常生活における行動の制御とどのように関連しているかを,大学生を対象とする質問紙調査によって分析する。
【方法】被調査者:健常大学生408名(男性229名,女性179名)。質問紙:(1)遂行機能障害の質問表(DEX)20項目,5件法。因子分析結果に基づき,情意制御不足,行動制御不足,自己中心性,無計画性の4因子とし得点化した。(2)行動抑制システム・行動接近システム尺度(安田・佐藤,2002)30項目,4件法。BISは懸念・罰感受性,回避ドライブ,抑制性,BASは接近ドライブ,報酬応答性,新たな報酬体験の追求のそれぞれ3下位尺度からなる。(3)自己制御質問紙(RRS;杉若,1995)20項目,5件法。改良型セルフコントロール,調整型セルフコントロール,外的要因によるコントロールの3下位因子からなる。
【結果】RRS因子得点を基準変数とし,DEX4因子得点,BIS/BASの6下位尺度得点を説明変数とするステップワイズ重回帰分析により,改良型・調整型・外的要因いずれも,EFおよびBIS/BASの両者から説明された。EF×BIS/BASの交互作用効果が与える影響を検討するため,交互作用項を投入した階層的重回帰分析を行ったところ,改良型セルフコントロールおよび外的要因によるコントロールにおいて,EF×BISの効果が有意であった。
【結論】日常生活における行動の制御は,EFという能力的側面と,BIS/BASのようなパーソナリティ特性的側面の両者に関係し,さらにその相乗的な効果も認められた。

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Commentaires

ここでは、「行動抑制システム・行動接近システム尺度」として“安田・佐藤2002”版を使用されていますが、この内容と方法が載っている文献など教えていただけないでしょうか?
また、これは、Carver & Whiteによる、BIS/BAS尺度の日本語版なのでしょうか?
とすると、2005年に阪大の上出・大坊版がありますが、この関連性と、信頼性についてはどうとらえればいいのでしょう。日本語版が2つあるということ?ってアリですか?版権の問題は、いかがなんでしょう? アドヴァイスください。

Rédigé par: vie-K | le 09 juil. 2005 à 11:02

vie-kさん,こんにちは。
"安田・佐藤2002"は心理学研究73(3): 234-42.です。Carver&Whiteをもとにしていますが,BIS項目の追加があります。
よって,「Carver&White」の日本語版という意味では,対人社会心理学研究の"上出・大坊版"の方が原版に忠実だといえるのでしょう。
信頼性その他は,ご自分で論文をお読みになり判断してください。

版権の問題についても,当事者じゃないから知りません(笑)。アドヴァイスって,何についてのアドヴァイスですか?
でもまあ一言。どちらの論文にも,現著者の承諾を得て...といった文言は書かれていないようです
(ので,プライオリティを主張するとか,版権を主張するとかいう話にはならないのではないかと;なかば素人の私は思います)。

GrayのBIS/BAS理論を尺度化しようという試みは,特にBISについては,なにもCarver&Whiteに限られているわけでもないですよね。

Rédigé par: mochi | le 11 juil. 2005 à 13:07

すいません,
vie-Kさん
..小文字のkでなく..
でしたね。
お詫びして訂正します。

Rédigé par: mochi(謝罪訂正) | le 11 juil. 2005 à 13:10

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