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13 oct. 2005

臨床心理学特講(DC)-6

痴呆(認知症)。
 ※行政的には「認知症」表記ですが,
   専門的な学会では,発表者のチョイスに任されている段階です。
   使用しているテキストに合わせて,ここでは痴呆と表記します。

まず,アルツハイマーや脳血管性の痴呆だけでなく,
FTD(前頭側頭型痴呆)という病態が存在することを教えることが,
神経心理学を教える者の責務であり,良心です。

DSMとICDの定義をば,ついで。

他者評価尺度としてのCDRとかBehavADとか。
認知機能検査としての
MMSEとかHDS-R。
もうちょっと詳しく,ADAS-Jcogなど。

あわせてADLのこととか,物盗られ妄想のこととか。

いくつか痴呆関連スケールで出てくる
N式
のNとは何か聞かれ,返答に窮する。
どうなんですか,専門家の先生方?

BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)の概念を
 説明するのを忘れてしまった。
 痴呆に見られる行動・心理的な症状のことです。


かつて,「普及しないのでは」という意見を述べたこともありましたが,
けっこう浸透してきましたね。

 「認知症」という名称に異議を唱える一部の人々に対する反論を述べたりしましたが,
言いたいことはいっぱいあるのですが,
ここには詳しく書きません。

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04. NOTES-as-LECTURER 【講】」カテゴリの記事

Commentaires

N式。。。大昔に治験で使ったのを思い出しました。確かNは阪大名誉教授の西村健先生(Nishimura)のNだったと思いますよ。もう知っている人も少ないかな。

Rédigé par: 元神経心理学者 | 14 oct. 2005 14:50

>元神経心理学者さん
お教えいただきありがとうございました。
知識が増進しました。

ところで,
お名前についている
「元」
というところに興味津々です。


Rédigé par: m0ch1 | 14 oct. 2005 19:44

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