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08 déc. 2005

臨床心理学演習Ⅰ(学類)3-2

Predictors of Self-Esteem Variability

自尊心変動の予測子

上間さん担当。

うつの予測に,自尊心の変動が重要であるとの先行研究がある。
Roberts & Monroe(1994) によると,脆弱性の要因として
 自尊心に関する,限定的な情報源
 不全スキーマ
 ネガティブな一般化
 ネガティブな出来事
がある。

これら4要因と,自尊心の変動,うつの関係を検討した。

自尊心の変動は,
朝起きたら自尊心質問紙に記入,
夜寝る前に自尊心質問紙に記入。
を,14日間続け,
その28回分のデータの標準偏差から割り出す。

従属変数:自尊心のSDを有意に予測するのは,
ネガティブな一般化,
対人関係のトラブル[ネガティブな出来事]
で,
ネガティブな一般化×対人関係のトラブル
不全スキーマ×対人関係のトラブル
の交互作用項も有意であった。

うつの既往
  →ネガティブな一般化,人間関係のトラブル
    →自尊心の変動
といったプロセスが考えられた。

あげられていた4要因のうち,
・ネガティブな一般化
・ネガティブな出来事(対人関係)
はたしかに自尊心の変動に関係していた。

 *

変動,というのはどこかで聞いたような話ですが...
さすがに28回も測定すれば,標準偏差も出せるよな。
でもふつうそこまで協力を依頼するのは難しいだろうな。

 *

来週は,所用のため私は授業に出席できませんが,
発表者が演習を仕切ってくださることでしょう。
発表者じゃない人々の質問が,全員の理解を深めるでしょう。
(私がいても,ほとんどそういうスタイルなんですが)
休講にはせず,みなさんにお任せします。

どうぞよろしく,原さん。


 

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