« 放送大学教材の『神経心理学』 | Accueil | 060420b »

18 avr. 2006

にもかかわらず学

昨日の「神経心理学本」ですが,3章まで通読しました。

気になったこと。
「~にも拘わらず」という記述が多い。

症状の記述・定義は,どうしても
 「Aではない にもかかわらず Bである」
 「Cである/Cができる にもかかわらず Dができない」
てな形式になっていて。

そうやって,AとB,CとDが
異なる情報処理メカニズム・異なる心理機能である
(時には脳損傷部位が異なるというobjectiveなデータを伴って)
ことを証明していくことになる。

神経心理学とは,にもかかわらず学である。
それがイロハのイ。

orthographicallyには,
漢字表記の場合,

~にも関わらず

は絶対的に誤りであり,

~にも拘わらず

が絶対的に正しい。

論文などではひらがなで書く習慣にしておくのが無難かと。

 *

にもかかわらず,については,
すでに
editechさんが 「にもかかわらず」の研究 で,言語学的に言及されています。

それにもかかわらず,
相変わらずATOKは「関わらず」(韻)。

|

« 放送大学教材の『神経心理学』 | Accueil | 060420b »

01. BRAIN 【脳】」カテゴリの記事

07. INTERESTING 【興】」カテゴリの記事

Commentaires

L'utilisation des commentaires est désactivée pour cette note.

TrackBack


Voici les sites qui parlent de: にもかかわらず学:

« 放送大学教材の『神経心理学』 | Accueil | 060420b »