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26 juin 2006

自転車7こぎ

週末,娘の自転車から補助輪を取って練習。
昨日初めて,補助輪なしで <最大7こぎ> しました。

ほとんど乗れたも同然。
もうすぐ自由に,好き勝手に乗れるようになるでしょう。

 *

自転車に乗ることは有名な「手続き記憶」「身体で覚える記憶」「運動スキル」のひとつですが,
妻の研究の主要テーマのひとつですが,
私なんかよりもずっと,「手続き記憶の獲得」に関する
心理学的・脳神経科学的メカニズムに詳しいはずなんですが
そういうとき小脳や大脳基底核や運動関連脳領域がactivateされることは私でも知ってますが。

研究することと実践することは別。
しくみを知ることとそれを実世界に活かすことは別。

...お父さん担当でした...

さて,どうしたものか。
ただ単に,「さ乗ってみよう」で何度も転びながら身につけてもらうのでは芸がない。
背中を支えながらこいでもらって,だんだん「手を離す」というのもなあ。

ちょっと考えて次のようにしてみました。

★「自転車に乗る」ための,認知要因の理解
 (タスクアナリシス風)

1.「止まったら倒れる」こと
 1-1.止まらせないためには,こがなくてはならない
 1-2.こぐためには右足も左足もペダルにのせていなくてはならない
 1-3.のせるためには,両足を順番に(一気にではなく)地面から離さなくてはならない

2.「左右のバランスを意識する」こと
 2-1.左右のどちらかに体が傾くとバランスが崩れる
 2-2.バランスを保つためには,ハンドルをまっすぐにしていなくてはならない
 2-3.ハンドルを適切に操作するためには,サドルにきちんとすわっていなくてはならない

3.「乗り出しが重要である」こと
 3-1.上手にこぎ出すためには,乗る前の準備が必要
 3-2.いつも自転車の左側に立ち,ハンドルを両手で握る
 3-3.右足ペダルの位置を高い位置にする(最高に高い位置よりもやや前方やや低い位置)
 3-4.右足をペダルに乗せ,お尻はサドルにちゃんと乗る
 3-5.(少々自転車を左に傾けてもよいから)左足は地面にぴったりつけ,正面を向かせる

★残余要因

4.勇気を鼓舞 & 1こぎでもできたらほめる(動機づけを高める)

5.環境要因(緩く下り坂,ころんでも余り痛くない草の上,人の(目の)少なさ)

 *

つーわけで,
 5.と3.をセットアップし,
 1.を体験に基づいて頭で理解させ,
 2.のイメージトレーニングを(こぎ出す前に常に)させ,
 4.をトレーナーであるところの私が行いました。

昨日の感じでは,けっこう
2.(バランスを意識すること)のイメージトレーニングが有効なのではないかと。

1時間ほどの練習でしたが,いい感じです。
ほとんど転ばなかったし。
「また練習しよう」と言っているし。

なにより両足が地面から離れ,
娘が自転車をこぐことができたこと,
そのことを彼女がとてもうれしそうに語ることが,

ふつうに父としてうれしいです。

...でもそれをお母さんにやって見せて,ほめてもらうことの方が重要度が高いようです。
 ソンな役柄。


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09. SELF 【私】」カテゴリの記事

Commentaires

いつ補助輪はずれるのかなーって思ってたけど、ヤッタネー。いっぱい褒めてあげてね。あっこちゃんも「見たいよ」って伝えてください。

Rédigé par: あっこちゃん | le 26 juin 2006 à 20:12

7こぎ、おめでとうございます。自由に乗れるのも時間の問題でしょうか。
僕は、小5くらいまで自転車に乗れなかった(というか持ってさえ無かった)ので、学習過程を少し覚えてます。足で地面を蹴るなどして前進し、その勢いが続くあいだ両足を浮かせる、という動作を何往復もしたのを思い出しました。これにより、恐怖心少なくバランス感覚を学習できたと記憶してます。

Rédigé par: kob@kyoto | le 26 juin 2006 à 21:46

いつも楽しく拝見させていただいております。

しくみを知ることとそれを実世界に活かすことは別…作業療法士の私にとって、常日頃悩んでいるテーマですね。本当にその通りです。
ちなみに私の娘はまだ6ヶ月。自転車に乗れる年齢になる頃を想像して、よくにやにやしています。
妻は気味悪がってますが。

Rédigé par: | le 28 juin 2006 à 12:55

みなさま コメントありがとうございます。
その後別の日に練習しましたが,
<最大20こぎ>に達しました。
こうなるとむしろ,
なぜ1こぎもできない時があるのか不思議です。

Kobさん
なるほど。
次回のバランス練習に採用させてもらいます。
まだその「両足浮かせる」ことにちょっと恐怖心があるみたいで。

作業療法士の  さん(お名前が)
そうですね,
神経心理学を研究していてもいっこうに賢くなってない,生活に活かされないのと一緒です(笑)
いや,笑いごとではなく,
サイエンスにもとづくプラクティスでありたいですし,
プラクティスに貢献できるサイエンスでありたいです。

「6ヶ月の娘さんが自転車に乗れる年齢の頃」を
想像されているとは...
私もしていたかもしれません。
でも「想像していた娘」像よりも現実の娘は
どうも行動やら性格やら口調が(外見も)「妻似」ですし,
「ママ大好き」すぎな人です。
(3日くらい会わないときに限ってようやく「パパ大好き」になってもらえます)
どんな子に育つかは,これからの"日々の行い"にかかっているかもしれません。
奥様に負けないよう(?!),がんばってください!!
...とはいえ,どうしたらよいのか不明なのですけど。

Rédigé par: mochi | le 28 juin 2006 à 16:19

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