他「社」志向的完全主義
Cognitive Therapy and Research の
Volume 29 Number 6 / December 2005
が今日出てました。
12月号ですよ。半年遅れですって?!
そんなこともあるのですね。
しかしながら,
「演習Ⅰ」の題材として使う(とあらかじめ決めていた)範囲でしたので,
せめてあと一週間早く出てくれていたら,
とも思うわけです。
3学期ネタの方がギリギリな数(実は1本足りなかった)のでね。
*
自分のことはさておき,
他者(っていうかこの場合他<社>)に完全を求める傾向を
他者志向的完全主義(other-oriented perfectionism)という。
別に相手は人じゃなくっても,いいんでしょ?
*
完全主義は多次元的。
あとは
自己志向的完全主義(self-oriented perfectionism)とか
社会規定的完全主義(socially-prescribed perfectionism)とか。
桜井・大谷(1997)の
("自己に求める完全主義"→)「新完全主義尺度」では,
「完全でありたいという欲求」,
「自分に高い目標を課する傾向」,
「ミスを過度に気にする傾向」,
「自分の行動にいつも漠然とした疑いを持つ傾向」
といった下位尺度もありますね。
...と,ちょっと潜在的読者に気を遣ってみたり...
*
きちんと質問紙に回答してみたわけではないのですが,
どうも,たぶん,やはり,
他者志向的完全主義しか高得点を得ないであろう
と思われます,自分。
「完全でありたい欲求」もまあまあかな。
あとはガタガタでしょうな。
さあ,それって精神的健康にはどうなんでしょう。
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