[夏休みの 脳の働き]検索者へ
なんでしょう,
ふだんの抑制が緩んで「脱抑制状態」=前頭前野の活動が低下,とか?
ふだんより自主的に計画を立てないといけない=前頭前野の活動が亢進,とか?
そういったお考えでしょうか。
いろいろタイムリーなネタを思いつくもんだ。
たぶん答えは,
「ひとそれぞれ」じゃないかと。
なんでしょう,
ふだんの抑制が緩んで「脱抑制状態」=前頭前野の活動が低下,とか?
ふだんより自主的に計画を立てないといけない=前頭前野の活動が亢進,とか?
そういったお考えでしょうか。
いろいろタイムリーなネタを思いつくもんだ。
たぶん答えは,
「ひとそれぞれ」じゃないかと。
060729[bx2]-1 self-distraction; reappraisal; cognitive emotion regulation
Neural Correlates of Self-distraction from Anxiety
and a Process Model of Cognitive Emotion Regulation
※ 「認知的な情動制御」,
気晴らしは左前頭前野,再評価は右前頭前野というお話。
060729[bx2]-2 tool sounds; left-handed
Lefties Get It "Right" When Hearing Tool Sounds
※ 左利きの人が道具使用に伴う音の判断をするときは右半球を使う。
060729[mz1]-1 attentional bias; time course; spider fear; visual probe task
Time course of attentional bias for fear-relevant pictures
in spider-fearful individuals
060729[mz1]-2 memory bias; depression; mood congruency
Mood congruent memory in Dysphoria:
The roles of state affect and cognitive style
060729[mz1]-3 experiential avoidance; acceptance; acceptance; emotion regulation; coping
Experiential avoidance as a generalized psychological vulnerability:
Comparisons with coping and emotion regulation strategies
060729[mz1]-4 attentional bias; dot probe; threat; face
Attentional bias to angry faces using the dot-probe task?
It depends when you look for it
『系統樹思考の世界-すべてはツリーとともに』
の最節約的要所。
仮説の「真偽」は必ずしも判定できない
...一方,現実の科学の現場では,得られたデータに照らし,ある仮説や主張がどれくらい
妥当なのか,対立仮説と比較してその仮説を受容できるのかどうかが大きな問題です。デ
ータに基づいて,ある科学的仮説が「真」あるいは「偽」であることをテストするのは,
かぎりなく困難だと言わねばなりません。
科学では,仮説の論理学的な意味での「真偽」を判定しているのではなく,データに支
えられた範囲での仮説間の相対的比較をしているのだと考えたほうが,実際により近いと
私は考えています。これはデータに基づく推論とみなせます。...
(pp. 57-58)
第三の推論様式―アブダクション
...データが理論に対して「経験的支持」を与えるとき,同じ現象を説明する複数の対立理
論の間で,「支持」の大きさに則ったランクづけをすることができます。あるデータのも
とで,もっとも大きな「支持」を受けた最良の仮説を頂点とする序列です。そして,経験
的支持のランクがより大きい仮説を選ぶという基準を置くことにより,仮説選択の方針を
立てることが可能になります。
(p.64)
...理論の「真偽」を問うのではなく,観察データのもとでどの理論が「より良い説明」を
与えてくれるのかを相互比較する―アブダクション,すなわちデータによる対立理論の
相対的ランキングは,幅広い科学の領域(歴史科学も含まれる)における理論選択の経験
的基準として用いることができそうです。
(p.65)
伝言ゲームでまちがって伝えたのは誰?
...基準となるある変数を最小化することで特定の仮説を選択することは,「最節約基準」に
もとづく仮説選択と呼ばれています。
(p.184)
もうすぐ例の「心理学類」ホームページが解禁になります。
で,教員はみなあわてて教員情報を入力したりシラバス(←開講授業科目概要)を入力したりしているわけです。
~自己責任原則です。ブラウザ上から各自入力するというスタイル。
ところが,私の場合,
「神経心理学」 ←2008年度開講予定
「神経心理学演習」←2009年度開講予定
なのですが...
てっきり来年度2007年度からスタートすると最近まで思っていたのですが...
そんな先の授業計画なんて立てられない(どちらも新規開講でございまして;準備?まさかね★1)。
「今の時点の,思いの丈をぶちまける」みたいな感じになってしまう。
困った。
060725[mz1]-1 positive schizotypy; perceptual biases
Perceptual biases and positive schizotypy:
The role of perceptual load
# schizotypyとperceptual biasの認知実験。
060725[mz1]-2 anxiety; neuroticism; panic; phobia
Panic and phobic anxiety: Associations among neuroticism,
physiological hyperarousal, anxiety sensitivity, and three phobias
# 質問紙。あれこれの恐怖とか不安とかのconfirmatory factor analysis。
060725[bx2]-1 prefrontal executive system; hierarchical organization of behavior
Broca's Area and the Hierarchical Organization of Human Behavior
# 行為の階層的組織化とBroca(および右の相同部位)のfMRI。
060725[bx2]-2 number sequence recitation; alphabet recitation
Neural substrates for forward and backward recitation of numbers and the alphabet:
A close examination of the role of intraparietal sulcus and perisylvian areas
# 数字とアルファベットの順唱(1,2,3,...)と逆唱(9,8,7,...)。
逆唱時のみ,左頭頂間溝の活動がみられる。
シルビウス溝領域内では,順唱では左上側頭回後部に強く,逆唱では左下前頭回に強い。
060725[bx1]-1 incremental limb hypometria
Incremental limb hypometria
# 右半球損傷患者において,
右上肢による行為が正しく開始されるにもかかわらず,繰り返し遂行するうちに
徐々にその行為の量(action magnitude)が減少するという現象
→"incremental limb hypometria"の提唱。
「人類学者」,「実験者」,「花粉の運び手」
「ハードル選手」,「コラボレーター」,「監督」,
「経験デザイナー」,「舞台装置家」,「介護人」,「語り部」...
それぞれ,
情報収集をする役割,
土台を作る役割,
実現する役割
なんだそうだ。
どの役柄なら演じることができて
どの役柄は演じることさえできないか。
『イノベーションの達人!』
なかなか面白い。いまコラボレーターまで読んだところ。
060721[mz3]-1 eating disturbances; alexithymia; need for social approval; gender identity
Relationships of eating disturbances to alexithymia,
need for social approval, and gender identity among
Japanese female undergraduate students
# 摂食障害とアレキシサイミアと承認欲求とジェンダーアイデンティティの関係を,
日本の女子大学生で。
060721[bx1]-1 executive function; development; working memory; shifting; inhibition
Age-related change in executive function:
Developmental trends and a latent variable analysis
# 遂行機能=実行機能の発達的変化(4つの年齢層で9種類の遂行機能課題)。
テマヒマかかった研究。
"working memory"と"shifting"のふたつのlatent variablesが抽出され,
またそれらは異なる速度で独立に発達する。
060721[bx1]-2 limb praxis; gestures; sex differences
A female advantage in the serial production of
non-representational learned gestures
# 女性の方がジェスチャー(手腕を使ったポーズ)が得意(正確でかつ速い)...
そんなところにまで性差があるとは。
1週あけて,今日試験でした。
今日は悪天候で
「武蔵野線が止まった」
ことが最大の敵でした。
倒木のため,ってなにさ。
私は大丈夫でしたが,
学生数名は遅刻して入室し,試験を受け(自分で言うのもなんですが柔軟に対応),
別の学生数名は試験時間が終わってからやって来ました→追試,かあ。
この記事の数値の訂正:
1978年度から2005年度までの,人間学類心理学主専攻にて提出された卒論本数の総計。
タイトルごとにソートしたものを見てチェックをかけてみたところ,
マイナス5
その内訳:
同タイトルの二重入力 1件(そういうミスはどうしても生じる),
同提出者の複数年度記載※4件...なんらかのご事情で卒業を延期された方々なのでしょう。
※「要旨集」を使って入力していたので,こういったケースは気付きにくい。
※同提出者がタイトルを替えて提出されている場合もあり得るけど...
もうしらん。今年度の卒論を入力する時期まで放置す。
原則的に「ダメ本」はいちいちこりゃダメだとかいわずにほっとこうという姿勢なのですが。
どうして この本 のタイトルに「脳」という字が入るのか,
わざわざ心脳という言い回しをするのか,
さっぱり意味がわからない。
どなたか賢い方に「解説」してほしいくらい。
脳科学の知見?どのあたりが?
せいぜい,
(脳とか持ち出さなくても)成立している「心理」の知見の援用としか思えないんだが。
某所で音声にてお伝えした情報ですが。
CBD(Corticobasal degeneration)→大脳皮質基底核変性症
PSP(Progressive Supranuclear Palsy)→進行性核上性麻痺
さてまもなく1学期が終わって,はじめての夏休み。
そんな娘の最近のコトバから。
その1.
どうも近頃の(いや昔からそうなんだけど)小学1年生は
仲間うちでそういうことになっているらしい。
「オトナに言ったら負けなんだよ」と。
その2.
ちょっとイヤなことを言ってくるクラスの友達に対して
「もっとこころのノートをやればいいんだよ」と。
家にいてもしょうがないので
(実は,おととい昼から,妻と娘は外出(妻の実家へ)なのです;
ひとりではすることもないつまらない男)
大学に「休日出勤」する。
すると,休日出勤されている院生さんたちが何人かいらっしゃるようで。
何かの必要に迫られてるのか,
私と同じで家にいてもしょうがないのか,
あるいは大学に来ること自体に何らかの報酬があるのか,
わかりませんが。
*
例のデータベース化作業,
過去の全卒業研究論文をエクセルに打ち込み,
領域分けをし~教員から割り出す作業をし(except 1989),
要旨に指導教官名を書いていないいくつかのタイトルにプチギレし,
誤りチェックを完了し,
1990年度~1993年度分をホームページ用データベースに流し込みました。
私はオンタイムであれオフタイムであれ一貫して熱心な
「人をあがめない主義」者なんですけど
("誰それがそういっているとかああいっている"とか聞かされると,イライラしてくんねん)
唯一例外で,そのひととなりを含めて敬愛?崇拝?している
《研究者かつ教育者であり,ユニークでかつ鋭い,ひげのおじさん》が,
そのように,のたまってます。
だから,そうしよう。
そうできたらいいのだけれど,とか言わないように。
近頃の「お仕事」は,
主専攻の卒業研究論文のデータベース化作業です。
コピーアンドペースト以降は手動入力で,
12年分(最近2005年度から遡っていって1994年度分まで)完了しています。
(おかげさまで,というかなんというか)一手に引き受けてます。
私は「出身者」ではないので,特に赴任以前の状況について,
かなり外部的に捉えることができるのだと思います。
だから,それなりに楽しい作業です。
一期生の卒業研究は1978年(昭和53年)度,
↑~おいおいおいら小学1年生だよ~↑
↑あの先生やあの先生の卒論はそうだったのか,といった「発見」おまけつき↑
そこまで遡及入力を完了するという野望を抱いています。
(以下,内輪ネタ)
タイトルだけならば,卒業研究要旨(の目次)をひっぱり出してくればいいのですが,
データベースの特性上,「領域」区分の指定が必須なのです。
しかし,昔は現行の5領域ではなく3領域だった(~1991年度まで)ことが判明しました。
でも強制的に現行の区分に分類する作業が必要で,
そのため,「指導教官」,すなわち過去に在職された先生方のご専門や担当科目からの
類推作業が加わります。
すごい古い「科目一覧」(←へぇそんな科目が開講されていたんだ)や
「研究者総覧」(え,先生お若いときはそんな感じだったのね;写真が掲載されてまして)
といった資料を見たりして,
◇メンテナンス日時
2006年7月11日(火)14:00~7月13日(木)14:00の約48時間
私はここに新たに書けませんし,
みなさんからのコメントやトラックバックも受け付けないそうです。
画面の左下に「ココログからのお知らせ」
そして「【特設】ココログレスポンス問題お知らせブログ」
などにもしかしたら情報が提示されるかもしれません。
土日は首都大学東京さんとこちらでの,恒例の研究会でした。
参加しました。
いつもと違う空気を肌で感じられるところがよいところです。
私は毎回この会で,
自分はいったい何に関心があって/関心がなくて,
いかにそれがここに参加している人々と異なるのか
確認しているようなところがあります。
それはそれでいいことなんだと思います。
いろいろありました。件数も多いがほとんどは「見たことがある」申請書だった...
心理学研究における「ディセプションとデブリーフィング」を含むような実験
(この小委員会での申請は初めてだったので)
について他の委員の先生方に補足説明し,ある程度理解していただきましたが,
手続き的な面で
「デブリーフィングしたこと」の証をどのように立てるかについて
議論になりました。
書面での「説明を受けました」サインを求めるとか。
心理学類ホームページ(7月下旬公開予定)に掲載される,
卒業研究論文5年分のデータを入力。
というか,コピーアンドペースト。
機械的な作業といえば機械的な作業。
年度と領域そしてタイトルと。
この5年間(2001年度~2005年度)で
278人の心理学主専攻生が卒業された,ということです。
060705[mz3]-1 self-control; self-regulation; goals; temptations
Self-Control in Action: Implicit Dispositions Toward Goals
and Away From Temptations
※ 「誘惑に打ち勝ち目標を達成する」
どこかの小学校・どこかのクラスの壁に貼ってありそうなスローガン。
ジョイスティックを手前に倒したりあちらに倒したりすることでapproach/avoidanceを測定する
っていうのはメジャーな課題・メジャーな方法なのか。ちょっと面白い。
060705[mz1]-1 schizotypal; perceptual aberration; mental own-body transformation task
Perceptual aberrations impair mental own-body transformations.
※ なんでこのJournal?
解釈がneuroscientificならばOKということなのか。
temporo-parietal junctionの軽度機能不全と男性schizotypalの関連を示唆。
060705[mz1]-2 fear of spiders; attention; avoidance; eye movements
Spider Fearful Individuals Attend to Threat, Then Quickly Avoid It:
Evidence From Eye Movements
※ クモ恐怖者の反応。
まずは(500ミリ秒くらい)視線が反射的に「釘づけ」になってしまい,
そしてその後,意識的に視線をそらす,という反応を示す。
060703[bx2]-1 action observation; angry
Brain Networks Involved in Viewing Angry Hands or Faces
# 他者の怒りのこもった手の動きを見るときと,他者の怒り顔を見るときの脳活動の違い。
「怒りの手」に特異的に反応→(両側)縁上回
「怒りの手」にも「怒り顔」にも反応→左島前部
なぜか話はempathyとかsocial cognitionの方に進んでいるようですが,
「怒りの手」っていうのがちょっと新しい(だいたい,顔ですから)
~刺激作成時には「幸せな手」「悲しみの手」のビデオクリップも作成したようだが...
続報があるのかしらん。
はい,もう何こぎしたかわからないくらい乗れてます。
(少々練習間隔を空けたのがよかったのか?身体化されてきました)
乗れるようになると,「スピードを出せる」ことがうれしいようです。
ブレーキをかけて止まることも,だいぶ覚えてきたようです。
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