060825[bx2][mz1]
060825[bx2][mz1]-1 theory of mind; mentalizing; alexithymia; fMRI
Impaired self-awareness and theory of mind:
An fMRI study of mentalizing in alexithymia
# 「心の理論」とアレキシサイミア。
アレキシサイミア傾向が高いとmentalizing(他者視点取得)に問題があり,
右前頭前皮質内側部(right MPFC)の活動が低いと。☆
060825[bx2][mz1]-2 cognitive distraction; anticipation; fMRI
Cognitive modulation of emotion anticipation
# これから起こるネガティブ情動喚起イベントの予期時における
「気そらし」に関する脳活動。
左前頭前皮質内側吻側部と扁桃体の活動のdown-regulationが予期時に。
でもその「気そらし」は,以降の(そのイベント時点の)情動情報処理に影響を及ぼさない
(=情動関連脳部位の活動を減少させはしない)。
→さ,この知見を認知行動療法に役立ててください。evidence-basedなんでしょ?
☆:アレキシサイミアと「心の理論」は,
今の大学で私が最初に卒論指導を担当したふたりのうちのひとりのテーマだった。
(同期の他の学生たちに,「美女と野獣」とか言われていたが...「美女」のほう)
そのときは,卒論発表会などでも,居並ぶ教授陣に
「なんかアレキシサイミアの状態っていうのは,心の理論とかで問題になるような,
相手や自分の心がわかるとかわからないっていうのとはちょっと次元が違うんだよね~」とか
テキトーな"感想"ばっかり言われて指導しているこっちのほうが頭にきてたっけな
(実は結論は,「アレキシサイミア」傾向と「心の理論」的他者理解は関連がない,
というものだったけど)。
なんか発想的には見当違いではなかったことが,間接的にでも支持されて,ちょっとうれしい。
ちなみにその卒論は,(彼女がそちらの大学院に進学したので)
静岡大学心理臨床研究 3: 13-20. という紀要論文として公開されています。
どうしてるかな~
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