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29 août 2006

060829[bx2]

060829[bx2]-1 memory; strategy; differences; fMRI
Functional-Anatomic Correlates of Individual Differences in Memory
 # 記憶力の個人差について。符号化(encoding)ストラテジーと脳活動と成績の関連を。
    視覚呈示された"interacting object pair"
   (その号の表紙小さすぎてわからないけど)を覚える課題。
    被験者は事後に"strategies Questionnaire"に回答→主成分分析によると4つのストラテジーが
    (言語精緻化elaboration成分,心的イメージ成分,視覚的精査inspection成分,記憶想起成分)。
    言語精緻化成分と視覚的精査成分の得点が高いと,テスト時のペアの想起成績が良好。
    そこでそのふたつの成分と脳活動の関連を。
    言語精緻化 → left BA45/47の活動と有意な正の相関,left BA6/44と正の有意傾向。
    視覚的精査 → left BA19/37の活動と有意な正の相関。
    そしてまた,それらの部位の活動とテスト成績も有意な正の相関。

ま,サジェストされた生活上有益かもしれない事柄は,
見て,視覚的によく調べることと(後頭葉extrastriate),
覚えるべき事柄を言語化してみること(前頭前野,特に下前頭回)は
それぞれ独立した影響力によって,
記憶想起の成功率をあげるようです。
どっちもやったほうがいい,と。
(今回の実験では,心的イメージと,自己関連づけ的想起ストラテジーは有効ではなかった)

 *

個人差
このように個人差の論文がどんどん出てくるようになると,
なかなかそれを切り捨てられなってくる(し,積極的に考慮すべき事項になってくる)でしょうね。
質問紙を織り交ぜるってのもね。
さらにいっそうの,心理学徒の出番かもよ。

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