S-CN(MC)2006-5
「空間的脳」の続き,半側空間無視から。
次の章「行為する脳」の最後まで。
もちろん,律儀にベーシックなところを押さえながらやっているつもりですが,
ロンドンのタクシードライバーの右海馬の大きさや,
anarchic/alien handや,
私たちが「意図」する前に運動皮質は活動を始めていることや,
ミラーニューロンとそのあれやこれやの発展的議論(言語の起源とか共感とか)の方向や,
Tichener錯視の真ん中の円をつまむときの手指の大きさには「錯」はないこと,など。
そんな話。
ご賢察の通り,
「行為する脳」は熱が入ってしまいまして,
(まあ講義担当者によってどこにリキが入るかは,当然変わってくるでしょう),
結局今日は予定していたその次の章「思い出す脳」には到達できず。
次回送り。
*
「行為する脳」はネタのセレクションはとてもよい。
ビジュアル要素を補強するとなおよいかもしれない
(neurophysiologicalな)
*
「さっぱりチンプンカンプンなので,日本語で読める参考文献を教えてほしい」という,
私の自己効力感をめいっぱい低下させるような質問(?)
メッセージを投げかけてくださった方がいらっしゃったのですが...
「読み物」的なものではなく,「教科書」的なものを求められているようなのですが。
そいった意味で適切な日本語で書かれた教科書的書物って,
何をおすすめしたらよいのかちょっと悩む。
とりあえず,
このblogの右側<脳系>に挙げているようなタイトルが日本語な本を,参考までに。
図書館なんかで探すなら,
「神経心理学」「高次脳機能障害学」「認知神経科学」をキーワードとして探してみて。
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