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23 oct. 2006

S-CN(MC)2006-7

「読み書き脳」
「数える脳」前半部まで。

「読み書き」では,表層性とか音韻性とか深層性の失読や失書が出てくるくらい
認知神経心理学的に。
"モデル"で考えることが,理解や教授を有効に促進するところですね。

「数える」は,実のところこれまであまりまとまった記述を読んだことがなかったので,
教えているところの私が逆に大変に勉強している・感心しているような状況。
「4より上の数についての知識を失った症例CGは,
 4を超えて数えられない,
 4を超えるような計算はできない,
 4を超える数字は読めない」...なんていう症例が報告されていることなど知らなかったし。
Cipolotti et al. (1991).
A SPECIFIC DEFICIT FOR NUMBERS IN A CASE OF DENSE ACALCULIA

片方の手の指の数は5本だが,subitizingも上の症例でも<4>なんだな
→でもよく考えてみると,英語で親指はthumbだったりする...

 *

McCloskeyモデルとDehaeneモデルを直接対比的に論じるところから,次回はスタート。
私たちは通常,
足し算と引き算 掛け算と割り算
というペアを頭に思い浮かべがちですが,
理論的に重要なのは「引き算と掛け算」の対比だとか。
足し算の選択的障害や,割り算の選択的障害っていうのも報告されているのだとか。
なんというか,未知の世界。

そしてその次の章は「executive brain」。

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