なぜ「色取忍者」は簡単な気がするのか
某番組の,よく授業ネタとして使わせていただいている
「数取団」は
「色取忍者」というコーナーになってしまったようだ。
今日から始まった新コーナー?
残念。ネタを書き換えなくてはならないのか?
そして,難しさレベルが減った気がする。なぜか。
◆数取団形式
あ「(object A)」
→い「(number n)(object Aに対応する助数詞)...(object B)」
→う「(number n+1)(object Bに対応する助数詞)...(object C)」
→...
必要な情報処理
・number n+1
・対応する助数詞の想起 (以上を「複数情報の組織化」「dual task」)
数の面では必ず,助数詞の面では限られたものから,かなり特定的に表出しなければならない
※制限時間内に解答
※次の者へ新たなobjectを提示する際にはswitching
◆色取忍者形式
あ「(color X)(category P)」
→い「(color X AND category Pに属するexemplar object A)...(color Y)(category Q)」
→う「(color Y AND category Qに属するexemplar object B)...(color Z)(category R)」
→...
必要な情報処理
・color × categoryの"conjunction search"...のように感じられるが
spreading activationによって到達するなにかひとつのexemplarを表出できればよい
※制限時間内に解答
※次の者へ新たなcolor AND/OR categoryを提示する際にはswitching
*
というわけで,
デュアルタスクがシングルタスクになったうえ,答えのspecificityが低いというのが
その原因かと思われます。
認知神経科学的/認知心理学的に考察いたしますと。
そういうかんじ。
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Commentaires
p.s.
番組のホームページを見てみたら,
矢部浩之,濱口優,有野晋哉,光浦靖子,大久保佳代子
と同期(=生年月日的に同学年)
であることが判明。
むぅ~
Rédigé par: m0ch1 | 25 nov. 2006 22:15