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11 janv. 2007

臨床心理学演習Ⅰ(学類)06-3-4

Is Social Anxiety Associated With Both Interpersonal
Avoidance and Interpersonal Dependence?

『社会不安は,対人回避と対人依存の両者と関連があるのか?』

追記しました(2007.01.13 14:51)

...ある,特に「恋人」依存に,という話。

鈴木さん担当。

 *

なかなか社会不安で対人依存[愛着スタイル],という話は意外な感じがするわけですが。
社会不安(SPAI)と,
<父親><母親><恋人>に対する愛着パターン(PreoccupiedとFearful avoidantのみ),
...Pが対人依存,Fが対人恐怖の指標。
特性不安,不安感受性,抑うつも調査。

まず単純相関で,社会不安と2種類の愛着には有意な相関が,
特に<恋人>に対してみられた。

対人不安を従属変数,愛着パターンを独立変数として,
P,Fを順次投入する重回帰分析を,<恋人><母親><父親>ごとに。
→<恋人>においてはP,Fともに,
 <母親>においてはFが有意であり
 <父親>においてはいずれも有意ではなかった(←やっぱり...)。

上の分析の前に,特性不安,不安感受性,抑うつをそれぞれ投入して
統制したうえで重回帰分析,全9回。
→やっぱり<恋人>においてのみ,Pの有意な影響が。

 *

この時期になると,<恋人>への対人スタイルが社会不安に関連する。
愛着パターンのいずれもが,独立して影響を与えている。
そして,親,特に<父親>はどうでもよいという,やや悲しい結果。

 *

どうも私には,<恋人>への愛着パターンが対人不安に影響を及ぼす,
という話の意味がよくわからないのですが,結果は結果。

担当者の鈴木さんは,論文中の誤りを指摘していました。
著者にメールで指摘するように指示しておきました日本語で(?!)

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