姪の誕生
弟のところに女の子が生まれたと連絡が。
これはめでたい。
どうもうちの娘は妖怪モノが好きらしい。
地獄先生ぬ~べ~に続いて,「犬夜叉」とは。
やっぱり学童クラブにあるので,マンガ本が先。
(29巻くらいまでしか置いてないようだが,「さっぱりわからん」とぼやいている;
たまたまそこにあるのが29巻までで,
もっと続きがあるんだということを,にわかには理解できないみたい)
なにもない週末は,ビデオ借りて見ることもあります。
もちろん私も妻も,見てしまう。
かつて放映されてた頃(後半になってから)少しは見ていたが,
あらためて最初から見ると,なかなか面白いな。
今は珊瑚がメンバーに加わって,奈落が桔梗と接触したあたり
(32話→先は長いなあ)。
2限の話。
私が担当するのは<検査法・面接法・事例研究法>でありまして,
今日は全3回中の1回(年度によっては全4回になったりするので...)。
まずその3つが,それより前にならっているはずの<実験法・調査法・観察法>と
どういう位置関係・対応関係にあるか/ないかを考えてみてから。
<検査法・面接法・事例研究法>の共通点は何で,
<実験法・調査法・観察法>の共通点は何で,
前者と後者の違いはどういうところにあるのか,という話。
で,検査法。
個人差は個人間差と個人内差から考えられること,
知能検査の代表的なふたつを比較してどう考え方がちがうのか
(WAIS-IIIに群指数が導入されたとか,ちょっと知識をアップデートしつつ),
神経心理学検査(←私が担当しているからこそそれが扱われることになるのでしょう),
投影法性格検査の途中まで。
中途半端にプツッと(チャイムに合わせて)終了。
来週はその続きから。
070128[mz3]-3 anger; self-esteem; trait-anger; empathy; situation
Personality traits predicting anger in self-, ambiguous-,
and other caused unpleasant situations
# 責任が「こっちにある(A)」「あっちにある(B)」「どっちもどっち(C)」のような状況の違いによる,
怒り経験とパーソナリティ特性の関連。
低自尊心→Aでの怒り
共感性→Bでの怒り(正の影響です!)・ちょっとAでの怒りにも
特性怒り→特にCでの怒り
070128[mz3]-2 boredom; alexithymia; emotional awareness; external orientation
A desire for desires: Boredom and its relation to alexithymia
# 退屈とは,外の世界が自分にとってつまらないということではなく,
「外の世界に注意が向きすぎていて」,
「自分の内的感情へのアウェアネスが不足している」状態だ,
ということになるらしい。そのあたりが,alexithymic。
070128[mz3]-1 OCD; contamination fear; disgust; anxiety sensitivity
Anxiety sensitivity and disgust sensitivity interact
to predict contamination fears
# 汚染恐怖に対して,不安感受性(AS)も嫌悪感受性(DS)も主効果があり,
さらにAS×DSの交互作用の効果もあり。階層的重回帰分析。
070127[mz1]-1 weight control goals; temptations; self-regulation failure
Effects of temptations on the affective salience of weight control goals
# ダイエットしている人が高カロリーな食べ物を見るとどうなるかのプライミング課題。
070127[mz1]-2 social anxiety; facial interpretation; interpretive bias
Jumping to interpretations: Social anxiety disorder
and the identification of emotional facial expressions
# カードに描かれた顔をspeeded sortingする課題。
中性顔を「怒り顔」と解釈する傾向。
070127[mz1]-3 dot probe task; attentional bias; quick orienting; slow disengagement
Selective attention and threat: Quick orienting versus slow
disengagement and two versions of the dot probe task
# disengagementに困難がある,という方に軍配。
2008年度演習用。
もう先日ので打ち止めかと思いきや,
本日アポ無し襲撃されたものですから
(といっても演習のメンバーなんで直前に顔を合わせていたのだが),
お話うかがいました。
あることがらについての大学生の意識と行動を調査し類型化し,
その特徴をあぶりだそうというところから,
あれこれ発展させようと。
なるほど。ちょっと私も興味があるね,そのことには。
なんとか実験的にもっていけるか考えるところも。
朝の9時から始まって,12時過ぎまで,
大学院修士課程・教育研究科教科教育専攻学校教育コース
ほぼ全出席。
2冊,「読みましたのアピール」。
判定会議も専攻会議も含めると,途中30分休憩で,14時半頃まで。
恐さ度が高いのはどうみてもこっちです。私たち。
「いったい誰がどんな指導したんだい」
(教員の間で)ザワザワヒソヒソ...ってことになったり,
「そんな質問は単なる意地悪じゃないか,きさまオレに文句でもあるのか」って,
発表者の指導教員ににらまれるってことになったり,
「そんな質問するなんて先生の方こそ知らなさすぎるんじゃないですかッ」
または
「なんで何も言わないんだろう,もしかしてこの内容全然わかってないんじゃん」
と,発表者やその他会場の学生に思われちゃったり。
言うも地獄,言わぬも地獄。
某世界にて只今真っ最中の,
<名前を6人書く>関連のメール(怪文書とかそういう類ではなく)が
今夜2通届く。
2日前くらいに,別のところからも来ていたっけな。
今日来た方は,それが来ることも,その中身も,ちょっと意外といえば意外。
オトナの事情とか各種計算を加味して,6人のお名前を書く。
もう封をしちゃってあとは投函するだけだから,
これ以降私に何か言ってもダメです。
朝の9時30分から始まって,途中昼休み30分ほど,16時頃まで連続で
修行のような
人間学類心理学主専攻<臨床心理学領域>卒業研究発表会。
ほぼ全出席。
6冊(このうち4冊は読んだことのある=私のところの人々,他所の研究室分は2本)
年貢を納める。
質疑の様子を楽しむ...っていうか<楽しそうにしていた>そうだ。卒論生によると。
perfectionismがちょっと流行っていたという印象をこぼす教員が数名。たしかに。
16時30分から,卒業研究にかかる判定会議。
18時から,謝恩会。
まるで何かの学会のようなスケジュール&コンテンツ。
締切つき読みものは,ただ読めばよいというものではなく,
読んだら読んだだけのきっちりとした証拠を提示しなくてはならないわけです。
感想ではなく興味ではなく,
問いを投げかけねばなりません。
というわけで,本日1冊,証拠を提示すべく問いを投げかけてみました。
娘の小学校の「自由参観日」,1コマだけ参観してきました。
「さんすう」の時間で,(さんすうセットに入っている)
円や三角形や長方形をした,
赤や青や緑や黄色の
"いろいた"(マグネット)を使って,なにか自分の好きなものを自由に作ってみる,
という授業でした。
070122[bx2][y][mz1]-1 social phobia; caudate nucleus; striatum; fMRI
Striatal Function in Generalized Social Phobia:
A Functional Magnetic Resonance Imaging Study
# なんか意外感がありますが,GSP(generalized social phobia)でSRT課題遂行中の
striatum(left caudate head) activationが有意に低いそうです。
070122[mz1][mz2]-1 threat; attention; touch; cross-modal; multisensory
The effect of visual threat on spatial attention to touch
# そういうvisuo-tactileなcrossmodal現象が起こるらしい。
最近その手の視覚-触覚クロスモーダルあれこれへのアクセシビリティが
高まっておりますゆえ。
「刺激種」によってmodulateされるってところも。
あさってに開催される「卒業研究発表会」をもって,
今年度の卒業研究指導は終了になります。
で,そのプレゼンパワポの指導を本日3人に行いました。
ゴーサインも出して,
あとは当日,
いかに自信を持って(そのように"有能さを演出して")
聴衆に教えてさしあげられるかと,
質疑応答のお手並みを拝見するだけとなりました。
本日9時台に21万アクセスに達しました。
いつもなんとなく他のこととペアにして記録しているので今回もそうすると,
髪を切りました。
美容師さんに
「髪を切ると風邪をひきやすくなるのはけっこうホントですから気をつけてくださいね」
とアドバイスされるくらいに,短く。
...あまり関連がないですね。
070121[mz2]-1 working memory; action orientation; state orientation; situational demands
On the Waxing and Waning of Working Memory:
Action Orientation Moderates the Impact of Demanding
Relationship Primes on Working Memory Capacity
# WMも状況的なdemandsに応じて変化する,という話。
状況→あれもしろこれもしろそれじゃだめだからこうしろ・・・と迫ってくる人A or
あれもいいねこれもいいねそれもいいじゃない・・・と受け入れてくれる人B
をイメージ → その後WM課題。
action-orientedな参加者は高負荷状況(人Aイメージ後)でよりWMを効率よく使うことができ,
state-orientedな参加者は低負荷状況下(人Bイメージ後)で。
070121[bx2]-1 ToM; cognitive development; TPJ; fMRI
Children's and adults’ neural bases of verbal
and nonverbal ‘theory of mind’
# 誤信念課題で。
おとなもこどもも言語的なのも非言語的なのも
両側の側頭頭頂接合部(TPJ)と右の下頭頂小葉(IPL);
おとなでは左下前頭回(IFG)と左TPJがactivateされると。
私は,何年ぶりかでセンター試験に関与しない週末です。
受験生の諸君は,どうぞ実力をいかんなく発揮されますように。
とにかくマークする位置を間違えないように。
マークすべき欄に空欄がないように。
外国語(特に英語)の時間前には必ずトイレに行くように。
ああ,こんなこと書いていいのかよくわかりません。でもあえて。
今日は給料日で,支給明細に
*昇給通知* xx号棒を給する(昇給)
とありました。年に1回,1月に全員昇給ということになったのです,最近。
しかしながら,
昨日,続けておふたりにお会いしました。
実はこの2つには共通点があって,
(案件ごとに,従属変数的な行動は異なるのだが;方向性というか)
に影響を与える要因として,
○○性を挙げてきた。
第5号案件は「どうひねりをくわえるか」が問題で~たくさん研究がありそうだから,
第6号案件は,当初の案とはやや異なる方向性をこちらから持ちかけて(ふっかけて?)
みました。
最近そういう[時間を計る]必要が生じるシーズンなので
ちょっと久しぶりにストップウォッチを取り出してみたら,
完全なまでに何も液晶に表示されず,電池切れしてた。
購入は1999年だったようで(裏に購入店の日付入りシールが貼ってあった),
7年ほど使用していたらしい。
電池切れをするものだという認識さえしていなかった。
(そりゃ液晶表示するうえに,電卓のようなソーラーパワーを取り込むところがないんだから
いつかはそうなることは頭では理解できるんだが)
しかも,
電池交換は自分ではしないことを推奨されているらしいではないか。
あるシチュエーションにおいて必然的に生じる
インターパーソナルなやりとりの中身(または,それが「ない」こと)によって,
ストレスをあげたりさげたり=変化するだろう,という話。
あがったりさがったりして→それからどうする[意思決定]?
という展開を期待。
というか,そこまで考えないと何を明らかにしたいのかわからなくなるおそれがある。
または,
雑談的に出てきた,その,あるシチュエーションにおける,
選択方略(というかなんというか)の個人差または性差,
の検討のほうがずっと面白いかも。
ちょっと,頷けるところがあったので。
しかしこちらを扱うとなるとまったくもって[領域]違いになってしまうが。
ま一応明かしておくと,
今週
17日(水)2本(うち1本は"既読"),
来週
23日(火)1本,
24日(水)6本(うち4本は"既読")(気持ちのうえでは+1),
25日(木)2本(たぶん...17日締切で提出される予定数)。
070115[bx2][y]-1 social phobia; amygdala; faces; intensity; fMRI
Amygdala reactivity to emotional faces at high and low intensity
in generalized social phobia: A 4-Tesla functional MRI study
# generalized subtype of social phobia(GSP)において,
表情の情動的強さが強いほど,両側amygdalaの活動が高まる。
070115[bx1]-1 disgust; Huntington's disease; emotional processing
Disgust and Huntington's disease
# ハンチントン病における嫌悪表情認知障害はよく知られているが,
それ以外のモダリティでの嫌悪について,これでもかぁっという勢いで検討。
状況知識,単語の分類,経験質問紙など,言語的な側面は低下が認められず,
音声認知,写真分類,嗅覚(弱く,味覚も)では低下が認められた。
070113[mz1]-1 perfectionism; socially-prescribed perfectionism; psychological well-being; stress
Perfectionism and Dimensions of Psychological Well–Being
in A College Student Sample: A Test of a Stress–Mediation Model
# 完全主義(自己志向的・他者志向的・社会規定的)とストレスと心理的well-being6領域。
あれこれのパス解析によって,
1) 社会規定的完全主義の高さ
→ストレス度の高さ
→心理的well-being3領域
(autonomy, environmental mastery, purpose in life)の低下
2) 心理的well-beingのself-acceptance, positive relations with others, personal growth
で はそのような"完全にストレスが媒介"モデルにならない。
3) 自己志向的完全主義はストレスと関連(有意な相関)がなく,
他者志向的完全主義は心理的well-beingと関連(有意な相関)がないのでパス解析しない。
070113[bx2]-2 independent self; interdependent self; MPFC; fMRI
Neural basis of cultural influence on self-representation
# 相互独立的自己観 vs. 相互協調的自己観(★)をfMRIで脳活動的に検証。
自己関連処理と内側前頭前野(MPFC)活動の関連は既に知られているが,
中国人被験者は("西洋人"被験者にくらべて)
「お母さんのことを考えるときもMPFCのactivateがみられる」,
自分のことを考えるときと同じように。
★ 文化心理学的に,「人とはどういうものか」のとらえ方について,
・ 周りと切り離された個人志向的実体ととらえる → 「相互独立的自己観」
・ 周りと結びついた集団志向的実体ととらえる → 「相互協調的自己観」
に東洋と西洋の違いがあって,
前者は西洋で優勢,後者は東洋で優勢であるとされている。
070113[bx2]-1 episodic future event; fMRI
Neural substrates of envisioning the future
# 「未来に起こる出来事を想像する」fMRIスタディ。
ふたつの領域セットの活性化がみられた。
第1に,身体運動のシミュレーション・運動イメージ関連領域が。
第2に,視空間的文脈の想起に関連する領域が。
年末年始をはさんで第3回。
ストレスによる生理的反応(続)で,psychoneuroimmunologyとか
(「臨床」とか「カウンセリング」とか考えているような人は,↑そういうことも覚えとけよ)。
それから,コーピングとか,ストレスマネージメントとか,認知行動療法のさわりとか。
与えられた回数,与えられた時間内に,なんとか該当章の基礎的重要事項の概説を終える。
文化とパーソナリティのところ。
...そのコンテンツよりも(=「○○な文化/○○国民か××的だ」みたいなことよりも),
そのようなことが,どのような方法によって見出されたのか,方法論的なところを考えることが
重要だったりするように思います。
今回で授業は終了。
来週試験です。
Is Social Anxiety Associated With Both Interpersonal
Avoidance and Interpersonal Dependence?
『社会不安は,対人回避と対人依存の両者と関連があるのか?』
追記しました(2007.01.13 14:51)
紅色っていうかなんというか色の,某P学会2006名簿が送られてきていた。
とりあえず,自分のところ,電話番号が非掲載になっていることを確認。
(だってセールス電話用にしか使われていないんだからねぇ)
・裏表紙にナンバーが振ってある。
私のところは07**(4ケタ)になっていて,妻のも同様に別の番号が振られていた。
もしこの名簿を不埒にも名簿業者に売り渡す(とか不用意に廃棄する)人間がいると
特定できるらしいぞよ。
・巻末にある<学会>という欄,どういう基準でセレクトされているのかわからないが
某N学会 は掲載され(以前のバージョンにはありましたっけ?),
某H学会 は掲載されていなかった。
(他に掲載されているあれこれを眺めても)
キーワードでひっかからないとダメ,ということでもないらしい。
関越道上りの渋滞を避けて,
(上信越道→関越道を下り方向にちょっと走り)
北関東道伊勢崎~シタミチで戻ってくる。
基本的に,国道50号を西から東へ,
294を南下。
また使うときのために書いておくけど,
東北道との接続箇所(佐野藤岡IC)以外は順調。
ここをなんとかすれば,かなりスムーズなのかも。
今までのあれこれの路線より,気分的によろしい。
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