臨床心理学演習Ⅰ(学類)06-3-9
奥さん担当。
SEMで確認的因子分析をするわけですが,まあとにかく,
使用した尺度・質問紙が7つ,下位尺度で数えると25!
(参加者は592名...よくがんばりました参加者の皆様;
ああでも項目数で数えると総計184項目)
検証する"構造的関係"モデルは10個あり,
(syndromeレベル)
・階層なしの1因子モデル
・階層なしの2因子モデル
・階層なしの3因子モデル ◎
・上記3因子モデルの二次因子として1因子を加えたモデル ○
(sub-syndromeレベル)
・3因子モデル
・3因子+二次因子数1モデル
・6因子モデル ◎
・5因子モデル
・6因子+二次因子数3の(つごう9因子)モデル
・6因子+二次因子数3+三次因子数1の(つごう10因子)モデル
ということで,
あれこれの適合度指標の総合的評価の結果,
階層なし6因子モデルが適切かと↓
「心配」「身体的不安」「強迫観念」「強迫行動」「認知的感情的抑うつ」「身体的抑うつ」
*
英語の文体が高尚(=ちっともったいぶってるなあ)であるうえに,
上のすべてのモデルがFig.になっているわけではないので,
なんだか頭の体操的論文でした。
レジュメ作るのも,さぞ大変だったことだろう。
*
でも,これまでの他の論文には書かれていなかった大事な思想が書かれていて,
それは parsimony (倹約とか節約とかケチという意味)ということ,
モデルは事象を十分説明できるほどにシンプルなものがよろしい
という原則。
簡単すぎると取りこぼすし,
かといって複雑すぎるとモデル的価値は減じるだろうと。
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