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近頃流行してます。
だいたい,パワーポイントか服装か内容かの間接的「お問い合わせ」。
[卒論・卒業研究 発表会・口述試験 パワーポイント]編
[卒論・卒業研究 発表会・口述試験 服装]編
[卒論・卒業研究 発表会・口述試験 内容]編
いつも言っているようなことばかりですが,「お答えしてみました」。
「うまくやる」より,「きちんとこなす」ことですね。
■■[卒論・卒業研究 発表会・口述試験 パワーポイント]編■■
与えられた時間内で何をどのように伝えるか,しっかりとした構成が必要。
●事前準備●
・まず,装置が会場で使えるのか否かちゃんと確認してください。
・プレゼンテーション作成にあたっては,与えられた発表分数×1.5の枚数
(タイトル氏名スライド除く)をメドにおさまるよう,内容を吟味してください。
・字の大きさは24ポイントを下回ることなく,また一枚に7行以内,フレーズで。
・おこなったことすべてをしゃべろうというような努力はしないでください。
あなたのおこなったことすべてを知りたいのではなく(というか【知りたくない】),
要点とそれについてのあなたの考えを知りたいのです。
・アニメーション効果は使わないにこしたことはない。
使わなきゃならないようなら,むしろスライド構成・分量に問題があると思われる。
あなたが思っているほど,特殊でも大事でもなんでもないことが多いから,
あえて目立たせる必要がない(文字の大きさや色で十分すぎる)。
・最後に「ご静聴ありがとうございました」みたいなスライドは作らない。電力のムダな消費。
(そもそも「ご静聴」だったかどうかは,本番当日発表後までわからないじゃないか!
あと,興味がない・眠い・他のことでソワソワしている人たちにまで感謝する必要がない)
・ひととおり作ったら,自分で計って or 誰かに時間を計ってもらってちゃんと事前練習する。
一回じゃ無理でしょう。慣れてきても,5回程度は必要。
●最中●
・いつもより1.3倍大きめな声で,はっきりと(それでちょうどいいくらいの声量になる)。
いつもより1.3倍ゆっくりと(それでちょうどいいくらいのスピードになる)。
・聴衆の「目で読む」スピードは,あなたの「しゃべる」スピードよりも数倍速い。
書かれていることをそのまま読むようでは,その画面の後半はとても退屈。
・あなたの「読んでいる」ところを,レーザーポインタや指し棒で追跡する[=動かす]
ことほど,うざったいことはありません。目障り。
「刺す」「ポイントする」。付けたり消したりして調節する。
付けたまま動かさない。
・読む原稿を作るのはまあいいけど,少しは顔を皆に見せてください
(下を向きすぎるな・紙で顔を隠すな)。
・ここは日本なので,あまりにオーバーな身体的アクションは,ひきます。
見てるこっちが恥ずかしいからやめてほしい。
・もっとも大事なことは,時間をオーバーしないこと。
はやく終わるなら,それはそれで結構。
質疑の時間(たいていあるでしょう)は,あなたの時間じゃありません。
質問する人のための時間です。
オーバーしてしまったら,15秒程度で申し訳なさそうに最後のまとめをする。
●質疑応答●
・短くきっぱり返答!それはボロを出さないためでもある。
・質問の内容がよくわからないとき(そういうときは相手もウダウダ言ってるんだろう)は,
ちゃんと逆質問して内容を明確化する;かみ合わない議論は時間の無駄。
◆
■■[卒論・卒業研究 発表会・口述試験 服装]編■■
・この質問をすること自体を恥じた方がいい
(先輩の発表会に行かなかった,ということでしょ?)
基本は,慣習に従う。
・あなたを優先して考えないということ,つまり
あなたの発表を聞いてくれる人々に失礼のないような服装に。
別にスーツじゃなくてもよいと思うが,それなりには「ちゃんとして」「落ち着いた」方がいいのでは。
・「リクルートスーツ」じゃないスーツを持っているならそちらがベターかもしれない
(みな「黒っぽくて」同じに見える...いろんな意味で目立たない人ならなおさら)
無地ではない生地,少々形の違うもの,アクセントなどなど。
・(卒論発表でそんなことはないと思うが)スポットライトが当たるような状況であれば,
光り物は外す。そっちが輝きすぎてしまう。
輝かせるべきはあなたの研究内容であって,あなた自身じゃないだろう。
(いや,キラキラしすぎると,あなた自身もとってもかすんで見えることになる)
◆
■■[卒論・卒業研究 発表会・口述試験 内容]編■■
中身による。一概に言えない。
でも,すばらしい,と言われるようなことはあまりないでしょう(言われたらかなりお世辞と思った方が)。
あなたの研究に意義があり,
あなたの発表がわかりやすく,
あなたの受け答えがてきぱきしていれば,
よい評価が得られると思います。
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