雷
朝の雪はすぐやみ、曇り空でした。
が、午後になって雷を伴って雨が。
おかしな天気。
今日は「あめかんむり」づいていますな。
070327[mz1]-5 self-esteem; eating disorder
Is self-esteem the primary predictor of disordered eating?
...primaryではなく,
secondary
すなわち,ステップワイズ重回帰的な意味でふたつめに採用される;
「痩せ願望」「大食傾向」「身体不満足」いずれにおいても。
070327[mz1]-4 OCD; self; self-concept
Sensitive domains of self-concept in obsessive–compulsive disorder (OCD):
Further evidence for a multidimensional model of OCD
自分にとって価値を置いているところだがそこが弱いと思っている
=自己概念の"イタイところ"(sensitive domains of self-concept)とOCDの関係。
○:OCD的信念(inflated responsibilityとかperfectionismとかthought controlとか)
●:OCD症状
sensitive vs. non-sensitiveで差あり;(○)(●)は自己価値をcovariateにするとn.s.
「道徳性」 ○ ●
「仕事の有能さ」 ○ ●
「学業の有能さ」(○)
「社会的な受容」(○)(●)
070327[mz1]-3 claustrophobia; MRI
Component fears of claustrophobia associated with
mock magnetic resonance imaging
MRI装置と閉所恐怖(のコンポーネント)の関係。
主観的な恐怖感 ← 「窒息への恐怖」「人前で不安反応をしてしまうことへのおそれ」
※「拘束への恐怖」はpredictorではなかった。
行動的恐怖(逃避回避) ← 「拘束への恐怖」「窒息への恐怖」「窒息徴候への感受性」
心拍の増大 ← 「人前で不安反応をしてしまうことへのおそれ」
070327[mz1]-2 social anxiety; depression; rumination; post-event
Social anxiety, depressive symptoms, and post-event rumination: Affective consequences and social contextual influences
知らない人と45分間話すというシチュエーションの
(内容は「自己開示的」または「表面的」な話をする条件),
くよくよ(反芻思考=rumination)とネガティブ感情について検討。
・対人不安傾向が高くかつ抑うつ傾向の高い人が,直後にもっともくよくよする。
・24時間後,
対人不安傾向の高さは「自己開示的」な話の後にネガティブ感情が増大。
抑うつ傾向の高さは「表面的」な話の後にネガティブ感情が増大。
070327[mz1]-1 OCD; checking compulsions; prospectivememory
Sub-clinical compulsive checkers’ prospective memory is impaired
確認強迫傾向と「展望記憶」の関係について。
※適切なときに意図や計画や約束を保持・想起・実行するための「予定の記憶」。
確認傾向 高・中・低の3群の比較。
objectiveなevent-cued taskでは高群・中群で成績が低下(time-cued taskでは差なし)。
ということで,
確認傾向の高い人→展望記憶の障害→「未完了感」侵入思考の増大→再度確認!
070326[bx2]-1 body shape recognition; face recognition; self-processing; fMRI
Here I am: The cortical correlates of visual self-recognition
よくあるのは「顔」の自己認知ですが,
この論文では「体型body shapes」での自/他(=友人)認知がどうか(も)検討。
→自己体型認知:右上前頭溝,右帯状皮質,左下前頭回,両側島前部↑
(ちなみに「顔」と「体型」の自己認知:右島前部,帯状回前部背側↑)
ってなんてストレスフルなんでしょうね。
短気で想像力に欠ける私には,
職業的には,絶対に無理です。
まどろっこしい。
そういうサービスしているところの人々って
なんて強靱な精神力を有しているのでしょう。
おぉそう来ましたか。なるほど。
前頭前野=最高経営責任者(CEO)という比喩はこれまでにもありましたが。
一歩踏み込んで,
企画担当→「外側前頭前野」
営業担当→「底部前頭前野」
総務担当→「内側前頭前野」
とされている。
※「総務担当」ってのが個人的にはヒット。うまいことおっしゃる。
こちらの本。
衝動買いしてしまいました。
昨年の今日引き継いだ「自治会副会長」職,
本日次年度の方に引き継いで終了。
「棟当番」というお役目も,アイテムは次年度の方に引き継いで
あとは今月3月分の小銭ジャラジャラ入金で終了。
ちゃんと毎月していました。
私が参加した回数はそれくらい?
2002入学組のクラコン。いつものように牛角で。
休学して留学して英語ぺらぺらになって(たぶん...)
復学してちゃんと卒論を書き,
4月からは航空会社勤務で"胴体着陸の訓練"も受けるであろう
彼の卒業をお祝いするイベント。
「5クラ」21名全員,
これで無事「卒業」ということになりました。
070319[bx1]-2 social cognition; ToM; mentalizing; sarcasm
Interpretation of mentalistic actions and sarcastic remarks:
Effects of frontal and posterior lesions on mentalising
前頭葉病変群と後方病変群での群間比較。
今回の比較では,後方病変では成績の低下なし。
「文字通りの意味ではないことに気づく」ことと,
「社会的文脈のなかでの特定の意味を理解する」ことは
separable components。
070319[bx1]-1 IMA; body schema; imitation
Impaired imitation of meaningless gestures in ideomotor apraxia:
A conceptual problem not a disorder of action control?
「無意味動作の模倣」の困難さの原因は?
身体の姿勢body postureの表象に特異的な障害/またはhighly demandedによるものであり,
記憶や運動コントロールの障害ではない。
070319[mz1]-1 depression; GAD; future events; pessimism
Depression, Generalized Anxiety Disorder, and Certainty
in Pessimistic Predictions about the Future
ポジティブ・ネガティブな出来事の生起予測とその確信度。
抑うつ傾向も全般性不安障害傾向も,
ネガティブな出来事の予測を高め,またその確信度も高めるが,
抑うつ傾向[BDIの点数]のみが
「ポジティブな出来事は起こらない」予測を高め,
「ポジティブなことは起こらない」確信度を高める。
2008年度3学期演習の候補。
昨日の懸案事項が解消されたので,職務続行。
宛先シールではない,別のシールを貼る作業も
("切手じゃないほう"はこんなしくみになってるんだ,フムフム,と)。
今日完了,ですが,
来週月曜に発送される手はずに。
ええ,教員サイドのオリエンテーション委員なんです私。今回。
それで,入学予定の皆様にお送りする
いくつかのご案内と,
学生さんたちが作成してくれたパンフレット類
(↑むしろこちらがメインなんじゃないか;立派な冊子たち)
の印刷やホチキス止めが完了しているのと,
前期日程合格者の入学手続きが本学では今日まで,ということもあり,
すぐに発送できる体制にしておくために,
午後<袋詰め作業>。新歓の学生さんたちとご一緒に。
重要なお仕事の一つ。
いかにefficientにこなすか。
セット作り,袋詰め,のり付けを流れ作業的に。
台車からこぼれないように積んである場所まで搬送するのも。
070314[bx2]-3 grasping; reaching; pantomimed; real; AIP; fMRI
What Does the Brain Do When You Fake It?
An fMRI Study of Pantomimed and Real Grasping
grasping(物品の把持)/reaching(手を伸ばす) × real(実際の動作)/pantomime(ふり)
のfMRIスタディ。
grasping-realで左AIP(anterior intrapaietal area)の活性化 (vs. real reaching)。
しかし,pantomimeではgraspingとreachingの差なし。
もうひとつ,
grasping-pantomimeではLOC(lateral occipital cortex)などventral streamを
使うという通説があるが結果はそうならず,右の頭頂葉を使うのだそうで。
070314[bx1]-2 fearful body language; neglect; attention;
Seeing Fearful Body Language Overcomes Attentional Deficits in Patients with Neglect
「恐怖におののく身体動作(ポーズ)」写真を,
半側空間無視(or消去現象)を呈する右頭頂葉損傷3例の左半側に呈示すると,
左側空間への注意が喚起され,無視/消去が減弱する(それに「気づく」)という話。
その効果はhappy body languageでは生じなかった。
070314[bx2]-2 lie; dishonesty; prefrontal; amygdala; PET
Deceiving Others: Distinct Neural Responses of the Prefrontal Cortex
and Amygdala in Simple Fabrication and Deception with Social Interactions
相手に対する正直さ(態度)と,語りの真実さ(内容)は解離することもありうる。
2(truth, lie) x 2(honesty, dishonesty) factorial design。特に前頭葉でどうか。
不正直であることの主効果 → 腹内側(眼窩内側) & 扁桃体
真実でないことの主効果 → 左背外側 & 右前頭葉前方
「不実にうそを語る」 → 右前頭葉前方
070314[bx2]-1 psychological well-being; individual differences; fMRI
Individual Differences in Amygdala and Ventromedial Prefrontal Cortex
Activity are Associated with Evaluation Speed and Psychological Well-being
brain imaging的に"psychological well-being"の高さを翻訳すると,
『ネガティブな情報に接したときに,
帯状回前部腹側(ventral ACC)の活動が上昇し,その結果扁桃体の活動が減少する
(ネガティブ情報にゆっくりと反応する)』
070314[bx1]-1 sequence agnosia; Bálint's Syndrome; visuotemporal
"Sequence Agnosia" in Bálint's Syndrome:
Defects in Visuotemporal Processing after Bilateral Parietal Damage
ふつう両側頭頂葉損傷によるバリント症候群は「視空間障害」「同時失認」と
されることが多いが,時間的な系列性にも問題があるという研究。
聴覚的な経時的処理でも低下がみられるという。
駒場から,某セミナー?トーク?でこちらに「御大」がお出ましになるとのことで
(私は昨日知ったのですが)
(なんでも「ダブルブッキングでこちら優先」だったそうですから,
いちおうお名前は明かさないことにしておきましょう)
それに間に合うように大学に戻ってくる。
ちょうどD棟のエレベーターに乗るときにお会いする。
「来るな」と言われたものの「行きました」。
た・ぶ・ん,
先生の授業を受けていたのは1992年(か91年),
その後まとまってお話をうかがう機会はなかったので,
なんと15年ぶりくらいに"受講"する。
COE的富士山モデルとか,そういうお話を。
それから,共通点と相違点と。
070312[y][bx1]-1 pathological liars; prefrontal white matter
Localisation of increased prefrontal white matter in pathological liars
コミュニティ在住のボランティアを対象とした研究。
"repeated lying"の「既往」のある人々は,
「反社会的傾向」の人々や「正常範囲」の人々にくらべて,
眼窩部,中前頭回,下前頭回の白質volumeが大きいようです。
070312[bx1]-1 intentional motor phantom limb syndrome
Intentional motor phantom limb syndrome
意図的な動作に伴うsupernumeray phantom limb(余剰幻肢)。
「第三の腕が眼鏡をかける動作をするの図」
070312[bx1]-2 Parkinson disease; limb-kinetic apraxia; coin rotation test
Limb-kinetic apraxia in Parkinson disease
"coin rotation test"っていうのは,コインを立てて独楽のように回す課題かな。
肢節運動失行の検出に用いている。Parkinsonでも,bradykinesia-rigidityに
還元されない (limb-kinetic) apraxiaが。
070312[bx1]-3 frontotemporal dementia; Alzheimer disease
Patterns of neuropsychological impairment in frontotemporal dementia
当然,あれこれの変性性疾患を神経心理学検査でdistinguishすることはできますが,
そのへんを再確認。因子分析してlogistic regressionをしているところが新しいの?
070312[mz3]-3 self-regulation; self-control; glucose
Self-Control Relies on Glucose as a Limited Energy Source:
Willpower Is More Than a Metaphor
よく言われている limited energy or strength の正体はグルコースだった?
Baumeisterチックな2つ連続のself-regulation(self-control)課題であれこれ検討。
...なんだかちょっとがっかりだな。
070312[mz3]-2 social comparison; self-evaluation; body dissatisfaction
On Models and Vases: Body Dissatisfaction and Proneness to Social Comparison Effects
メディアに登場する「モデル」と自分を比べるということについて。
1)魅力的なモデルを見ることは,全般に自己評価を低下させる。
自分の身体に不満足感がある(body dissatisfaction)女性は,
2)ふだんからまわりの人の身体と比較する傾向がある。
3)対象が魅力的なモデルでもそうでもない人からも影響を受けやすい。
4)ほっそりした花びんを見ることでも自己評価を低下させる。
070312[mz3]-1 goal disengagement; subjective well-being; physical health
Giving Up on Unattainable Goals: Benefits for Health?
達成できない目標(unattainable goals)から撤退すること(disengagement)のメリット。
また,goal disengagement→subjective well-being(媒介)→physical health
070310[mz1]-1 worry; rumination
The Effects of Worry and Rumination on Affect States and Cognitive Activity
「将来それが起こるとネガティブな気持ちになるかもしれない出来事を考える」→心配(worry),
「過去に起こったネガティブな気持ちになるようなミスや失敗を考える」→反芻思考(rumination)
を実験的に誘導。
→どちらもネガティブ気分,不安,うつ気分を増大させ,
ポジティブ気分,リラックス気分を低下させるが,
心配→不安の増大
反芻思考→うつ気分の増大
なお,あらかじめ「心配」しておくと,
次の反芻思考期の不安を軽減させ抑うつ気分も低下させる
(考えるにも,順番の効果があるということらしい)
070310[bx1]-1 go-nogo;response inhibition; lesion
Effects of Focal Frontal Lesions on Response Inhibition
ABCDのアルファベットが出てきて,「できるだけ速く正確に」
Aが出たらボタンを押す(BCDでは押さない)条件=75%nogoと,
Aが出たらボタンを押さない(BCDでは押す)条件=25%nogoというタスク。
前頭葉損傷例43例で検討。
→(特に左の)内側上方損傷(BA6)で,「お手つき」多し=反応抑制と関連。
右帯状回(BA24,32)損傷で反応時間低下&変動=刺激反応contingency維持の困難。
右腹外側(BA44,45,47)損傷で反応時間の変動=モニタリングの障害。
初めて[院生オンリー]で開催。
2+1になるものですから,そろそろね。
なんのかんのいって3時間弱。
少なくとも月に1回はあってもいいな。
レジュメや議論の口調が「ぶっちゃけ調」で,おもしろい。
ヘンな見栄をはらなくてよいし。
TMTって投影法なのか??と
一瞬考えてしまいました。
たぶん,検索意図を推測するに,
仮説A:TMTじゃなくてTATじゃないか。
または
仮説B:投影法じゃなくて神経心理学検査
(遂行機能とか注意機能の課題)じゃないか。
前者Aである確率は95%程度と推定されます。
朝の10時半から5時半ごろまで,
断続的に休憩をはさみながら,
つごう4種の別々の会議。
黙っていたり発言せざるをえなかったり,
来年度の「お役目」が増えたり増えずにすんだり。
さて。明日からは。
『社会と人間関係の心理学』,
著者のおひとり松井豊先生から,先週末に頂戴しました。
ありがとうございます。
感謝とともに,宣伝を。
4章に入ったところです
と,ご報告も兼ねて。
今日の会議で,
夏休みだろうと春休みだろうと関係なく毎月必ず行われていた
「委員会R」
の委員職も,任期満了によって終了。
4月からは,あの厚い紙束を全部読まなくてもいいし,
ああだこうだと文句をつける必要もなく,
そもそも会議に出なくてよい。
やれやれやっとです。
終了間際,「うれしそうですね」と言われたものですから,
満面の笑みでもって「はいうれしいです」と正直にお答えしました。
...監督を後ろの方でしていました。
なぜあの部屋は強力に暖房が効いているのだろう
(そういえば,「臨床心理学演習I」の部屋は,冬の間ずっと効いていなかったな)。
もちろん出題もしているのですが,
他の先生の出題されたところと少々かぶってしまうところがあったのは,
まあ,ご愛敬(というか,それぐらい重要な概念だということです)。
答案は自分の分だけもらって,これから今日明日で採点。
~簡単でしたね~
今日終わりましたのでもう言ってもいいと思いますので白状しますと,
2年間担当しておりました入試実施・検討委員会の仕事,
(委員会Nとか昨年あたりは言っていたかもしれません)
今日行われた会議で実質的な分は終了しました。
来年度は外れました(他のがドサッと...)
12時集合で終わったのは17時半過ぎ。その間にあれこれと。
その委員会は実務担当ですから,
いわば裏方的な「肉体労働」と「事務作業」です。
見た目のうえでは。
(前期日程(&私費外国人特別選抜)の発表は来週8日でしたかな?
それまでは正確には終わりじゃないけれど)。
おみやげでいただきました。
ウィーンのホテルザッハーの
本家本元正真正銘のザッハトルテ(サッハートアテ)。
しっとりとした感じ。
アプリコット味が効いてました。
Danke.
オペラ座にも行かれたのかしら。
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