avril 2007の61件の記事
29 avr. 2007
28 avr. 2007
27 avr. 2007
26 avr. 2007
臨床心理学演習Ⅰ(学類)07-1-3
実は今期(こそは)ちゃんと「臨床心理学」演習っぽくしようと,
心を入れ替えていつも以上に気合いを入れているのであります。
今日はまず(なんと!),depressionの解説から。前代未聞の事態。
cognitive-behavioral psychopathology(←わりと好きなフレーズ)な観点から
どういう実験的 and/or 質問紙調査的研究がなされているか
ここ10年分くらいのアナログスタディからリストアップしたものをにらみながら,
やっぱり diathesis-stress model とか vulnerability-stress model からの検討が多くて,
あとは attributional style, rumination, worry, perfectionism だの,sociotropyとautonomy だの,
ざっと解説してみる。
(いらんといわれそうだが,それ系の先行研究一覧プリント★まで配布する大サービス)
で。
もちろんあとはいつものように研究デザイン的なことも。
今日は「違いをとらえる」で,t検定-分散分析系。
3グループ×2課題条件での,被験者間デザインと被験者内デザインとかの「例題」,
そして二要因分散分析のときの「主効果」「交互作用」まで。
で。
先週配布してあった日本語論文をもう一度「眺めてみる」と。
お時間になりました。
070426[bx2]努力と脳
070426[bx2]-1 effort; fMRI
fMRI study of effort and information processing in a working memory task
アブストの最初に
"It is unclear how effort traslates into brain function."
って書いてあることを,世間の人々にお知らせしたくてピックアップ。
(がんばれば脳活動が変化するのかどうかはまだ明らかではないってことさ;
まして能力が「アップする」なんてねぇ)
Sternberg課題でWM。
右腹側前頭前皮質(right ventral-prefrontal cortex)の活動が
努力の程度に応じて増加し,
腹側帯状前皮質(ventral anterior cingulate cortex)と視床下部の活動が
努力の程度に応じて減少した。
25 avr. 2007
24 avr. 2007
「なかのひと」を試みる
最近巷で(少し)流行っているらしい,「なかのひと」を導入してみた。
右コラムの下の方にある日本地図をクリックし,
次の画面で「3. 解析結果を地図表示」をクリックしてみると...
P-WG
以前書いたとおり組織の4つのワーキンググループのメンバーなんですが
(まあこれからもたまには書くでしょうから,識別記号として
P-WG, E-WG, C-WG, H-WGとでもしておきましょう;自分で忘れそうだけど)
今日の夕方はP-WG。1.5時間。いちばんクリエイティブなやつ。
(ちなみに先日のはE-WGで,わりとデータとにらめっこタイプ+皮算用)
(さらにちなみにC-WGは休眠状態;H-WGはシーズン限定短期決戦型)
国立大学の大学院生に占める同大学の学部出身者(内部進学者)を最大3割程度に抑える,をもう少し考えてみる
こういうネタの好きな人が多いようなので,続けて考えてみますか。
シミュレーション。
(07.05.01追記)
「定員の3割」なのか「合格者の3割」なのかによって合否がかわってくる人がいる。
23 avr. 2007
国立大学の大学院生に占める同大学の学部出身者(内部進学者)を最大3割程度に抑える
『内部進学者の制限は、
大学の枠を超えて人材を集めることで大学院教育を活性化するのが狙い』
なんだそうですよ。
Y新聞のサイトで見かけました。
教育再生会議,第3分科会(教育再生)の素案らしいです。
22 avr. 2007
070422[mz1]questionnaire系6本
08年度3学期演習論文候補。
まとめて,列挙のみ。
070422[mz1]-7 depression; intrusive memories; avoidance; perspective
Cognitive avoidance of intrusive memories:
Recall vantage perspective and associations with depression
070422[mz1]-8 depression; implicit; explicit
Explicit and implicit cognition:
A preliminary test of a dual-process theory of cognitive vulnerability to depression
070422[mz1]-9 social anxiety; post-event processing
Post-event processing in social anxiety
070422[mz1]-10 depression; rumination; self-discrepancy; metacognition
On the links between self-discrepancies, rumination, metacognitions,
and symptoms of depression in undergraduates
070422[mz1]-11 body image; body dissatisfaction; risk factors
Predictive models for understanding body dissatisfaction
among young males and females in China
070422[mz1]愛着不安×愛着回避→愛着語への注意回避
※タイトル,愛着後 → 愛着語に修正;凡ミス(04.26)
070422[mz1]-6 adult attachment; selective attention; threat
Attentive processing of threat and adult attachment: A dot-probe study
dot-probe課題で注意バイアスを検討した。
高愛着不安×高愛着回避(主効果でなく交互作用で)
→愛着関連脅威語(separationとかrejectedとかignoredとか)を回避する注意バイアス。
08年度2学期演習論文候補。
070422[mz1]対人不安と表情の時間的変化の認知
070422[mz1]-5 social phobia; facial expressions; attentional bias; attentional blink
Detection of emotional expressions in rapidly changing facial displays
in high- and low-socially anxious women
RSVP(rapid serial visual presentation) paradigmで,
happy face / angry faceをT1またはT2に配置して,表情認知の正確さと反応時間を
高対人不安傾向者vs低対人不安傾向者で検討。
群間に有意差なし!
両群に"anger superiority effect"はみられるが。
08年度2学期演習論文候補。
070422[mz1]クモ→危険ではなくクモ→汚染
070422[mz1]-4 disgust; spider-phobia
Contamination vs. harm-relevant outcome expectancies and covariation bias in spider phobia
クモ恐怖者は,harmの回避ではなく,contamination-disgustの回避(病気に感染しないように)
をしていることを,expectancy bias(とcovariation bias)実験的に検討。
08年度2学期演習論文候補。
070422[mz1]心配が止む理由
070422[mz1]-3 worry; GAD; mood-as-input; stop rules
What ends a worry bout? An analysis of changes in mood and stop rule use
across the catastrophising interview task
こちらは家元のmood-as-input仮説の検証。
どうして「心配が止むのか」,とりあえずふたつの可能性が考えられる。
1) 否定的な気分が減少して肯定的な気分が増加するから
2) "as many as can"stop ruleから,"feel like continuing"stop ruleに変更するから。
catastrophising interview taskによって実験的に検討してみた。
→1)の仮説は不支持(=否定的気分は減少しない),2)の仮説を支持。
08年度2学期演習論文候補。
070422[mz1]私はできる限りやっただろうか,いやすっきりしないからまだなんだろう
070422[mz1] mood-as-input model; OCD; perseveration; stop rules
Compulsive perseveration: Empirical criticism on the mood-as-input model
mood-as-input model(前にこんな解説しています)の検討。
"Did I do as much as I can?"stop ruleに対して,negative moodをinputとして使っているというモデル。
課題がより簡単で,よりOCD-likeになると,
このモデルは当てはまらないんじゃないかという話。
08年度2学期演習論文候補。
070422[mz1]対人不安,ストレス,神経心理学検査
070422[mz1]-1 social phobia; depression; stress; neuropsychological
Neuropsychological effects of stress on social phobia with and without comorbid depression
TMT-BやWCSTやdigit spanやspatial spanを,
通常施行条件(撮影なし)とストレス条件(ビデオ撮影下)で施行。
→対人不安者はストレス条件でspatial spanの成績低下;
TMT-Bの完遂時間が「短くならない」;などなど。
状況に応じてパフォーマンスが変化するが,その変化の度合いに特徴がみられる。
08年度2学期演習論文候補。
21 avr. 2007
20 avr. 2007
性格心理学I-07-2
前回,始めて30分くらいたった頃に,各自の出席カードの裏面に,
「私(先生であるところのワタシ)の性格をどう思うか,書いてみてください」
というお題を出していたので,
その結果発表,という復習から。
(50名弱,複数回答可,その際は複数カウント)
「几帳面・きっちり・細かい」 → 22票
「真面目・勤勉」 → 10票
「やさしそう」 → 7票
「穏やか・温和・温厚」 → 6票
「きびしそう」 → 6票
「おおざっぱ・おおまか・テキトー」★ → 5票
その他には,
「時間に厳しそう」「怒ると恐そう」「神経質」「きれい好き」「冷静」などがそれぞれ3票。
はいはいそうですかそうですか。
★を書いた人はおみごとでしたな。
19 avr. 2007
臨床心理学演習Ⅰ(学類)07-1-2
毎年のことですが,「研究上の問いのタイプ」がいかに研究デザイン,
そして統計手法の選択に関わっているかのお話。
&
「論文」というのはどんな風にできていて,
よくできた論文というのは,どういうところがポイントになっているのか。
今日の思いつき「心得」
目的 → 格調高く恰好つけて
方法 → なまなましく
結果 → あっさりと淡々と
18 avr. 2007
070418[bx2]ロボット的動作とミラーニューロン
070418[bx2]-1 mirror neuron system; human actions; robotic actions
The anthropomorphic brain:
The mirror neuron system responds to human and robotic actions
ミラーニューロン話。
人間の動作を観察してもロボットの動作を観察しても,ミラーニューロンの活動が
同様に強くみられる。
が,"ロボット的に"repetitiveな動作だと活動は減少する。
070418[bx1]模倣のふたつのルートと「呈示のしかた」
070418[bx1]-1 ideomotor apraxia; imitation
Neuropsychological evidence for a strategic control of multiple routes in imitation
誰かの動作をマネするときに,
その意味がわかる"meaningful" actionsのときと,
その意味がわからない"meaningless" actionsのときがある。
意味のわかる動作は意味記憶を介して概念的に表出するsemantic route,
意味のわからない動作は視覚情報→短期(作業)記憶というdirect routeが
想定されている。
それらを検証しました。
役職者50名ほど
いるという,なんとも大きな「研究科教員会議」。
夕方。
あっけなく終了した後に
(こんなにすぐ終わるのは年1回のこの会議くらいしかない),
ふぁかるてぃでぃべろっぷめんと研修会?
「大学院での教育」という話。
16 avr. 2007
14 avr. 2007
070414[mz1]このイヤな気分をなんとかできるだろう
070414[mz1]-3 mood regulation expectancies; anxiety; depression
Generalized expectancies for negative mood regulation
predict change in anxiety and depression among college students
「否定的気分を制御できる」という期待expectanciesが
抑うつ症状・不安症状・コーピングに影響を与えている。
08年度2学期演習論文候補。
070414[mz1]日々の気分の変動へのリアクティビティ
070414[mz1]-2 depression; cognitive reactivity; experience sampling
Influence of dysphoria on positive and negative cognitive reactivity
to daily mood fluctuations
抑うつ傾向の高さと,否定的な出来事へのリアクティビティ(否定的思考の増加)。
PDAを使った"real-time"測定。
08年度3学期演習論文候補。
070414[mz1]接近/回避目標と対人不安
070414[mz1]-1 motivation; goal pursuit; social anxiety
The effects of different types of goal pursuit on experience
and performance during a stressful social task
不安を動機づけの観点から検討。
対人不安に与える,接近目標/回避目標の影響。
→不安の軽減に,もっと「接近目標に焦点を当てる」ことの有効性を示唆。
08年度2学期演習論文候補。
13 avr. 2007
今後の「お勤め」ミーティング
3月に4回行った「お勤め」のまとめのご報告と,
今後のことについてのミーティング。
"visuospatial working memory"と,
"recognition of emotions of facial expression"
が中心的な話題になっております。
特に前者はおおいに「謎」;
いったいぜんたい,どうなっているんだろうか。
やっぱりワクワク。
某学会の会員増に貢献する
かつての卒論生が,入会→学会発表してみたいという。
(たきつけているのはもちろんこの私)
webページから,入会の方法を読む。
入会申込書をダウンロードして事務局に送付するように,とのこと。
入会申込書の下の方にある,
推薦人の欄に署名をしようと思ったのだが,
よく規約を読むと,
ヒラ会員ではなく,「役員の」推薦だった。
なんとまあ。
性格心理学I-07-1
さて,こちらも始まりました。
今年度は「 牛久大仏のほうへ 」車を走らせる番です。
初回出席者は49名。
この授業,案外人数的変動が少ないんですよね;
きっちりかっちり出席取っておりますので。
イントロダクション。
12 avr. 2007
臨床心理学演習Ⅰ(学類)07-1-1
オリエンテーション。内容,進め方をひととおりしゃべって,
出席者に「どのようなお考えでいらっしゃいましたか?」と丁重にお尋ねしてみる。
「シラバスを見て」「時間があいていたから」「卒業要件を満たすために」
「英語論文を読みたい」「内容に興味ある」
「先輩から聞いて」「先生だから」などなど
いずれも模範的ご回答じゃありませんか。
どのようにしてこういう社会的技能は身につくんでしょうか。
11 avr. 2007
ため息=新たな発見
今年度はあれこれの組織がリニューアルされかつ旧組織も存続するわけだから,
そういう組織ごとに○○委員とかをどの単位で何人選出するかという話が
例年よりもだいぶ混乱錯綜遅延していて,
新年度になっても確定的でないところがあるのです。
dualtasking day
今日みたいな日をdual-tasking dayと称す。
新入生オリエンテーションの2日目(上級生主導でありましたので,「参加」)
&
会議デイ(今年から,数年ぶりに午前にひとつ増えましたので,5種類の会議)。
そういえば午前のやつと午後イチのやつも内容的に/役割的にdualです。
10 avr. 2007
ひっそりと(?)
はい,ひっそりと?blogの方もやっちょります。
新入生オリで配布された,
上級生が作ってくれた(事前教員チェックなしの...たぶん...)
「講義&教員紹介」に書かれていまして。
おうおうひっそりといつのまにか書いてくれるじゃないの。
そしたらあの先生も,ほら,あるじゃない,とか思ったり。
黄色い大きくて重い紙袋をもらう
学群学類生のオリエンテーション。
今日は1日目で教員主導。学群→学類→クラスの3層構造でその順に。
新入生をオリエントする/してもらう。
133名の学群生→56名の学類生→28名のクラス諸君と
初顔合わせの日。
よろしくどうぞ。
09 avr. 2007
新入生を歓迎する
とある組織の歓迎会に出席してみる。何年ぶりか。
(こうなるとむしろ,昨年や一昨年新たにメンバーになった方々にも,
遅ればせながら「おめでとうございます」と言ってみる)
どうぞよろしくお願いします。
曇り,一時雷雨,のち晴れ
今日は入学式。
おめでとうございます。
ふつう,桜でめでたい感いっぱいのシーズンですが。
当地は本日,
午前中基本的に曇り,午後になって一時雷雨,その後,日射しさしこむ感じ。
妙なお天気具合。
08 avr. 2007
070408[bx2]間違える,間違えさせられる
070408[bx2]-1 self-generated failure; externally induced failure; fMRI
When goals are missed: Dealing with self-generated and externally induced failure
なんらかのタスク遂行において,自分のエラー(errors)と,装置の不調(malfunction)は,
いずれも結果としては「失敗」(failure)になるわけだが,脳活動に違いはみられるか?
modified flanker taskという課題で検証。
→内側前頭葉後部(pMFC)の活動は,いずれの「失敗」においても高まる
(が,time courseが少々異なり,不調の場合の方がピークが遅い)。
かつ,「失敗」の理由はどうあれ,「そのあとどうするか」との関連が示唆された。
(「補正」compensatory actionを始めること,適切なそれを選択すること)
070408[mz1][bx2][y]扁桃体と島のreactivity
070408[mz1][bx2][y]-1 amygdala; insula; reactivity; emotional processing; anxiety-prone; fMRI
Increased Amygdala and Insula Activation
During Emotion Processing in Anxiety-Prone Subjects
神経症傾向や特性不安や不安感受性といったanxiety-prone特性を持つ
(=質問紙での点数の高い)ということは,
すなわち,
表情認知課題中の扁桃体・両側島部のractivityが高いということ。
大学生をparticipantとしたfMRIスタディ。
070408[mz3]賢そうに見せる
070408[mz3]-1 intelligent; impression management
Appearing Smart: The Impression Management of Intelligence,
Person Perception Accuracy, and Behavior in Social Interaction
・する側:「(賢さを装う)印象管理中の自分の行動」
・される側:「賢さが感じられるような相手の行動」
のいずれにも関係するのは,どういう行動か。
→"Looking while speaking was a key behavior."だそうです。
あとは""Looking while lestening","upright posture"。
06 avr. 2007
FSFD
「フレッシュマン・セミナー(FS)FD」に,万障繰り合わせて出席する。
(そう依頼状に書かれていたものですから;繰り合わせました)
フレッシュマン・セミナーは,新入生に対して全学的に開講されている,
1学期のあいだ週1回,クラスごとに行われる,
いわば「ホームルーム的時間」(と,私は解釈しているし,イメージしやすい喩えでしょう)。
04 avr. 2007
03 avr. 2007
業務引継書を作成する
昨年度まで委員をしていた「研究倫理審査委員会」の引継書類を作成する。
なにせ一昨年度途中に発足して初代メンバーですから,
引継書類を新規に作成しなければならない。
こうあらためて明文化してみると,
けっこういろいろ伝えなくてはならない事柄があったりすることに気づき,
3回も"セルフ推敲"してしまった。
02 avr. 2007
070402[mz3]Iowa Gambling Taskに影響を与える要因
070402[mz3]-1 Iowa Gambling Task; affect; personality
Affect and personality correlates of the Iowa Gambling Task
negative moodが高いこと,
BASのFun Seekingが高いことはそれぞれ独立に,
ギャンブリング課題の成績を低下させる(=よりリスキー)。
070402[bx2]表情をイメージ
070402[bx2]-1 facial affect; imagery; soical cognition
The neural mechanism of imagining facial affective expression
いかにも既にありそうな研究なのに,これまでなかったらしい。
が結果はこれまでの視知覚-視覚イメージ研究と同様,
actualな表情知覚と同様の部位がactivateするという話。
なお,positiveはhappy,negativeはangry。
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