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24 mai 2007

臨床心理学演習Ⅰ(学類)07-1-6

「質問紙調査」系に突入。

「●●●について研究したい」という着想を得てから,
データを得るまで,データを得たあと,のフローチャート。
多くの研究で因子分析★(とか主成分分析)をする→尺度得点化
 そのあとは
  「相関関係」(散布図を見ることも忘れずに)
  「因果関係」(重回帰分析とかSEMとか)
  「グループ化」(人を;尺度得点でHL・HML群を作って組み合わせるとか,クラスター分析とか)
           (★因子分析は,いわば尺度項目をグループ化というイメージ)
因子分析はさまざまな<専門用語>があるので,これはこれで勉強しなくてはならないことが
あれこれ→でも要するにあれこれの最終決定権はみなさんの手にあり,統計ソフトにはありません。

対人恐怖・対人不安・社会不安障害・社会恐怖について。
(アナログスタディ系認知行動病理学の御三家の一角)
注意が自己に焦点化されること,安全行動,知覚される社会的危機状況,があり,
自己イメージのバイアス,他者からの否定的評価,コーピングしないこと,
observer-perspective。

今年度の受講生はみなさん,
人前で話すのが大好きで人の視線は気にならず(むしろ注目されたい!?),
上のようなことも生じない
らしい。
聞いてみたところでは。


今回初めて,
「なぜあえてクラスター分析をしなきゃならんのか」うまいこと説明できた。
...かなり即興的にやってるんでね,毎年。
 ↓
多変量=考慮すべき要因数nが多すぎて,
尺度得点ごとにHL群などに分割しても,その「組み合わせパターン」が
2のn乗とか3のn乗で多すぎ,
かつそんなに必要なかったり,あるセルがゼロになってしまったりするなら,
試みる価値があろう。

しかもクラスター数は,ある程度あれこれと自身が決められるわけですし。

 *

てことで,ちゃんと授業しました(笑)

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