性格心理学I-07-11
本務校はもう試験期間ですが,
こちらはまだまだ。
性格の発達(後半)。
・ 外的要因→あれこれありすぎる→「解釈」はできるがその解釈はone of themである。
・ 自己形成の要因→「こんな性格になりたい」=「こんな自分に見られたい」→演技・印象管理。
・ 一回性の要因→経験をなかったことに,はできない。生き方・態度・性格を変えてしまう経験もある。
本務校はもう試験期間ですが,
こちらはまだまだ。
性格の発達(後半)。
・ 外的要因→あれこれありすぎる→「解釈」はできるがその解釈はone of themである。
・ 自己形成の要因→「こんな性格になりたい」=「こんな自分に見られたい」→演技・印象管理。
・ 一回性の要因→経験をなかったことに,はできない。生き方・態度・性格を変えてしまう経験もある。
たまには遊びましょう。
全然,心理学とも脳神経科学とも関係ありません。
「脳内メーカー」
(少々つながりにくくなっているようです)
名前を入れてみますと,そのひとの脳を表すとされる画像の中が,漢字などで埋め尽くされます。
たぶん色にはさほど意味はない。
どのような漢字がどのような位置にどれくらい出現するかが変化するらしい,
なんらかのアルゴリズムによって。
クリックすると別画面で大きな画像が出ます。
当方のblogのアクセス解析では(他のところのことは存じません),
時間ごとのアクセス数も棒グラフ表示されるのです。
本日14時台に,屹立したバーが。
(比較のために申し上げると,13時台が25,15時台が21アクセスです)
...ふだんそんなに見られることはないものですから,
何かやばいこと書いてしまったとか?,
え,えんじょう?とか,ドキドキしました。
内輪で行われているけれども決して自主的というわけではない,慣習法的・公的行事。
今年度もいろいろお説拝聴する。
例によって対外的に示してしまおう;後戻りできないように。
今期は発表順=単純アイウエオ順でしたな。
・ 小学校から中学校への移行ストレッサーと不登校傾向との関連
・ 児童虐待傾向にいたる認知行動的要因と予防的介入プログラムの検討
・ 乳幼児による養育者(母親)の内的表象獲得に関する研究
~ウィニコットの母子関係論から~
・ 幼児期の子どもを持つ親の養育スキルに関する研究
・ Work engagementと対人関係の特徴
・ 高齢者によるsuccessful agingの特徴とその関連要因の検討
・ 劣等感と精神的健康の関連
―対処意欲および対処方略からの検討―
・ 中学生における首尾一貫感覚(Sense of Coherence:SOC)の実証的研究
・ 児童における母親・友だちへの愛着適応,友人関係との関連
受講生に選ばれなかったリスト。
選ばれたのはあちらに載せてある。
なんらかの傾向はあるか。
*
2学期experiment系。
Anxiety sensitivity and auditory perception of heartbeat
Components of attentional bias to threat in high trait anxiety:
Facilitated engagement, impaired disengagement, and attentional avoidance
Specific predictive power of automatic spider-related affective associations
for controllable and uncontrollable fear responses toward spiders
Implicit and explicit appraisals of the importance of intrusive thoughts
Effects of Approach and Avoid Mindsets on Performance, Self-regulatory Cognition, and Affect in a Multi-task Environment
*
3学期questionnaire系。
Extreme Goal Setting and Vulnerability to Mania Among Undiagnosed Young Adults
Experiential avoidance as a generalized psychological vulnerability:
Comparisons with coping and emotion regulation strategies
Conceptualization and Measurement of Adaptive and Maladaptive Aspects of Performance Perfectionism: Relations to Personality, Psychological Functioning, and Academic Achievement
いつになってもうまく説明できまへん。
A→Bというパスウェイを想定するとき,
Cが調整変数になるということは,
従属変数であるところのBに対して,A×Cの交互作用が有意になり,
必ずしもBとC,あるいはAとCの相関が高くない,という状況か。
より簡単には,Cの high vs. low という層別相関で,AとBの相関の値ががらっとかわるとか。
Cが媒介変数になる(つまり,A→C→B)ということは,
AとCの相関,CとBの相関は十分あり,かつA→C,C→Bの因果関係がそれなりに納得できて,
かつAとBの関係が必ずしもダイレクトではないと想定できるとき,という状況か。
(場合によっては,AとBの相関がほとんどゼロだったりなんてこともあるんだろう)
今日の学術的関心事項。
パワーポイントなんかでスライド画面を作成すると,
同じひとつのまとまりある内容について,
1枚のスライドでは文章表現中心
もう1枚のスライドでは図解表現中心
になることって,往々にして存在します。
それはそれでいいのですが。
どっちを先に提示するのがよいかは,人それぞれ感じ方が違うもののようです。
どちらが主でどちらが従だと捉えているかの違い?
プレゼンという状況をどんな風に考えているかの思考習慣の違い?
ふだんまじめに論文を読んでいるか,図表を眺めて斜め読みするかの違い?
高校生ぐらいの方々を対象に,心理学を学ぶ上で役立つ図書,
あるいはうちを志望してくださるような受験生の方々に読んでほしい図書を
5冊ほど,推薦理由つきで紹介しなければなりません。
そういう制約条件を満たす良い本を選定する,というのは,
なかなか難儀なタスクです。
誰かにあげたり古本屋に売ったりせずに手元に残してある本をまず眺めてみた。
専門的すぎたり高価すぎたり入手困難なのは除いた方がいいのだろう。
とはいえそれなりのボリューム,それなりに読み通すのに頭を使う本がよかろう。
もちろん,専門的観点からしてもvalidで and/or 「面白かった」読後感が得られそうな。
<技術系>の本は入ってきてから読めばいいし。
<趣味系>の本を押しつけるほど無粋ではないし。
小説は,村上春樹非短編非翻訳非エッセイものしか読まんし。
そもそも
本なんか読まずに論文読みましょうよ,っていう指導をしているのに,
「この本を読め」というのはなんだか自己矛盾的言動ってこともあるし。
...を,今日は立て続けに受ける。
おけがは母,ご本人からのメール,折り返し電話する。あちこち痛いらしい。
状況を聞くと,不幸中の幸い的なところもあるようだが,しかし,災難なことです。
骨折は初経験でしょうか?
息子としては記憶にないな。
おねつは娘,学校の担任の先生からの電話。
「職員室」へ迎えに行き,校長先生と教頭先生にお会いする。
「職員室」という名前のついた部屋に入るのは
(高校にはなかったから,自分が中学生のとき以来)なんと20年ぶり?
ものすごく低姿勢でご挨拶し,
そして娘と,スタコラサッサと退散する。
なんとなく長居はしたくないよね,その名前の部屋には。
性格の発達(前半)。
遺伝か環境か→双生児研究→一卵性・二卵性→活動性・感受性・知的能力(遺伝の影響大)
と
身体状態→自律神経とか内分泌とか→直接的影響
→他者からの評価とか自己認知とか→間接的影響
その後,ちょっとした「評定実験」に協力してもらう。
全般性不安障害GADについて。心配worryを巡るあれこれの話。
Cognitive modelsとしては
1)メタ心配
2)急性のdistressを避けるための方略としての心配
3)あいまいさに耐えられない
があり,よってCognitionの特徴としては,
・メタ認知的信念metacognitive beliefs(「心配すること」をどのように考えているか)
・あいまいさの耐えられなさintolerance of uncertainty
統計は,共分散構造分析/構造方程式モデリングSEM。
適合度,データとモデルのあてはまり具合,という概念。
「論文を読む」だけならば,ふーんそうなんだとパス図を眺めるほかなく,
「論文を書く」ならば,専用ソフト専用参考書がいるでしょう。
1学期最終週ということで,
木1の「フレッシュマンセミナー」も本日をもって終了。
そこで,
タイトルの通りです。
キャピキャピ度(洗練されてなさ度ともいう)が減ったというか,
がんばってテンションあげてる度(いたいたしさ度ともいう)が減ったというか,
「自主休講」できるようになったというか。
大学生らしくなってきたということ。
070620[mz3]-1 self-regulation; self-presentation; emotion; nonverbal behavior
Smiling When Distressed: When a Smile Is a Frown Turned Upside Down
そういうのが自己制御+自己呈示なんじゃないかという仮説の検証。
たしかにそういう効果があるものの(研究1),
そういう行いは周囲の者には違和感というか「ぎこちなさ」を与える(研究2)。
性差なんかも検討されている。
...は,
心理学的テクニカルタームではなんといえばいいのでしょう?
自己改善(self-improvement)動機みたいなニュアンスで。
自己評価の低い事柄を上昇させよう,といった意識。
ああもう一週間経ったのねという感じで今回は失行。
まず
観念性失行,観念運動性失行,肢節運動失行という失行の分類を
Liepmannという偉い方がなさったわけですが,
研究者によって観念性失行を認めたり認めなかったり,
肢節運動失行を認めたり認めなかったり,
という見解の相違があること。
次に,
物品=道具使用(他動詞的動作という)と,
慣習的ジェスチャー(自動詞的動作という)を一般に検討対象として,
言語命令によるパントマイム/ジェスチャーや
模倣や
使用
などで検討することが常であるものの,
どれが障害されてどれが保たれていたら何失行,というようなシンプルな図式では
まったくない(失語系のタキソノミーとまったく異なる)うえに,
(またもや)研究者によってどの障害がどの失行に対応すると考えているかがまったく異なる
という現実。
さらに,
失行=意図的な行為表出の障害,といっても,
入力系とセットで考えないとダメみたい,ということもしゃべる。
なんて混沌とした話なんでしょう。
だからこそ<研究する>意義が多々あるわけなのだが。
印象では,学会会場などでは
失行や前頭葉性行為障害のセッションが一番白熱する(していた?)んだよねえ。
...おかげさまで,ずいぶんと鍛えられました。
脳梁失行,構成障害,着衣障害なんかも触れる。
...そしてシャットダウン。ガルルッ。
脅威的状況かつ怒り喚起状況ですね。
先月の故障以来あれこれ手をかけてきましたThinkPadX40,
一時は新品のようになりましたが,
再びWindows起動不能に陥りました。
もうあかん。
内蔵HDDを交換するか
(こういう場合,Lenovoより購入したProduct Recovery CD使えるの?),
新品のマシンを買うか,
ですね。
修理に出したら,ハードディスク交換っていうことになるんだろうか。
かなり局所的なネタです。
うまれて初めて北地区内に行ってみました,昨日。
娘とサイクリングがてら,ペデを最初から最後(最後の地点とはどこになるのかわからないけど)まで走破する,
という企画(自転車であるからたいしたことはない)。
2学期・3学期の担当日および論文を決めるための大あみだくじデイでした。
その結果はこちら。
(おふたりの本日欠席者は担当日のみ確定;論文,残り物には福があるでしょう,たぶん)
少し間があいてしまったうえに,50分ほどという時間制限つきで,
前回の続き。
物体と顔(相貌)と文字の認知の関係について。
以下のようなコンセプトを理解してもらう。
(ネット上のどこかから拾ってきました)
Farah reviewed approximately 100 cases of associative agnosia and
focused on their abilities with words, objects, and faces. Intriguingly,
she found all combinations of deficits except for two combinations.
There were no cases of object agnosia without prosopagnosia and
alexia and no cases of alexia and prosopagnosia without object agnosia.
This led to her influential proposal that there are two shape representation
systems. One mechanism constructs structural descriptions for objects
that are decomposable into numerous parts such as words, whereas the
othermechanism constructs structural descriptions for objects that
allow little shape decomposition such as faces and so must be represented
holistically.
高校生ぐらいの方々を対象に,自分の研究していることを自己紹介するという文章を書かなくてはならず,
あれこれ考えながら書いてみたところ(1900字程度),表題のようなタイトルとなりました。
私が研究していることっていうのは,ひとことで表すと,そういうことになるらしい。
そういえば昨日,買い物のおつりを弐千円札でもらった。
流通している弐千円札を見るのは何年ぶりで,何回目だろう。
こうして驚きとともに報告してしまうほどふだんお目にかからないわけだが,
そんなに疎んじられる理由もないような。
千円札4枚でもらうよりは,弐千円札2枚の方がスマートだとおもうんだが。
なかなか会えずにいた姪(とその父母であるところの弟夫妻)に会うために川崎まで。
生後4ヶ月ちょっと。
いっしょうけんめい手足をばたばたさせたりつっぱったりして
歓迎の意を表してもらいました(笑)
首もすわってきて,おすわり&はいはい準備態勢というところでしょうか。
070610[mz1]-2 obsessive-compulsive disorder; obsessions; autogenous; reactive
Autogenous and reactive obsessions: Further evidence for a two-factor model of obsessions
obsessionsをautogenous(自生的),reactive(反応的)にわける。
頻度に関して,前者は洗浄や確認など,顕在的な(行動)症状によるdistressと,
後者は危害の衝動(impulses of harm)によるdistressと関連が高い。
抑うつ・不安・自己不確実性・自尊の相違はなし。
070610[mz1]-1 looming cognitive style; anxiety sensitivity; explanatory style; SEM
The specificity of cognitive vulnerabilities to emotional disorders:
Anxiety sensitivity, looming vulnerability and explanatory style
気分障害,不安障害の脆弱性要因として考えられる3つの変数
(looming cognitive style:"looming"は「迫り来る」とか「のしかかってくる」とか;
anxiety sensitivity;pessimistic explanatory style)
のspecificityをSEMで検討したところ,
looming cognitive styleのみ不安障害に特異的であり,
残るふたつは不安障害・気分障害の両者に関連する。
幻覚と妄想,psychosis。
→統合失調症(とやや軽く人格障害について)の"日本語的"概説。
cognitive modelとして挙げられているのは,
1)vulnerability-stress model; 2)generic cognitive model of emotional disorder;
3)specific cognitive models, exploring how psychosis impacts on perception and interpretations.
特に
・delusional beliefs
・Beliefs about voices
など。
統計学習的には,階層的重回帰分析。R-squaredの値というよりΔR-squaredの評価。
交互作用項の投入,
縦断調査における1回目の値を共変量的に投入して最初のばらつきを統制する,など。
*
そして本科目この回の恒例行事(05年度,06年度)となりました,
<教えあい学びあい精神>の涵養と<時間制限的プレゼン能力>の育成。
本年度は窓側チームも廊下側チームも<被害妄想的観念>にしてみた。
ふたつの論文を総合的にみますと,被害妄想的観念のvulnerability候補は,
パラノイア猜疑心の「恨み」,幻覚様体験の「ネガティブヒアリングボイス」,
社会的回避傾向であり,
これらが高くかつストレス体験が多いと,被害妄想的観念が強くなる。
*
いつも配布している<先行研究リスト>は今回はなし,
だってひとつしか(ターゲット雑誌,ターゲット期間には)みあたらなかったものですから。
などなどのフレッシュマンの数々の疑問に,
時間の加減乗除的計算と
大学の諸規則・その根拠となる諸法の条文によって解答を与えてみた。
(煙に巻いてみた,というか)
知りたい人は個別的に直接的にお尋ねください。
フレセミの時間。
...って,タイトル長っ。
午前9時から午後4時15分までございました。
(私は前半の部のみの出席でしたが)
23名の発表者。
ひとりあたり15分。
少なくとも司会の先生と専攻主任は通しで在席されたんだと思うのですが...
頭が下がります。
市立図書館から借りて,読んでました。
面白い。嘘その01から嘘その22まで,
あれこれ「心理臨床」的な・「カウンセリング」的教条がいちいち「挑発されていて」,
ムキになって反論したい人もいるんだろうが,
私自身は,ふか~く納得。
読んでと~ってもスッキリ。
そういうお仕事をしたい,ではなく,今現在少しでもしている方々に
特に一読をすすめたいところです(買わなくてもいいと思う)。
事象[P]と事象[E]の関連は,先行研究に比較的多く存在し,
(数は少ないけれど)事象[T]は事象[E]と関連する,という研究もある。
事象[P]と事象[T]の関連を直接的に検討したものはないらしいが,
事象[P]や事象[T]は,それぞれ,事象[E]のみならず事象[O]などとの関連でも多く検討されている。
事象[E]に直接的に先行して,関連がある事象[R]もあるだろう。
そこで,[P],[T],[R]の組み合わせによってEに与える影響を検討する。
のが最終的な目的だが,まずは,
事象{P]の高低と事象[E]の高低によって群分けし,
事象[T]の有無をexperimentalに操作して,
[T]に関する従属変数について,グループ間で差がみられるかどうかを検討する。
一ヶ月ぶりに開催されたWG。前回はこれ。
90分間。
データも補強され,
(基本的には増減ではなく)「選択肢が広がった」ということだし,
これで上に上げても下に下ろしても文句はあるまい。
趣旨は反映されることになるでしょう。
070604[mz1]-1 checking; memory cnfidence; OCD
Attentional Focus During Repeated Checking Influences Memory but not Metamemory
070604[mz1]-2 social anxiety; male role norms
Cognitive Bias in Men's Processing of Negative Social Information:
The Role of Social Anxiety, Toughness as a Masculine Role Norm, and Their Interaction
070604[mz1]-3 experiential avoidance; perfectionism; worry
The Role of Experiential Avoidance in the Relationship
Between Maladaptive Perfectionism and Worry
070604[mz1]-4 depression; rumination; reassurance-seeking
Rumination and Excessive Reassurance-Seeking in Depression:
A Cognitive–Interpersonal Integration
070604[mz1]-5 rumination; worry; repetitive thought
Repetitive Thought and Emotional Distress:
Rumination and Worry as Prospective Predictors of Depressive and Anxious Symptomatology
08年度演習候補。1は2学期,2~5は3学期。
集中講義形式。4人中の3人目として出動。
どっぷりとめくるめく神経心理学の方法論について講義。
(そういうことがきっちり書かれている文献ってあんまりないので,書きまくりしゃべりまくり)。
なにせ「方法論」という名の授業ですから,方法論についてあれこれと解説しなくてはならない。
そして少しは,受講生のみなさまのそれぞれの研究の「方法論」にひきつけて考えてもらえれば
いいなと思うのですが。どうかな。
ついでに研究倫理審査のこともノウハウ的なところも含めてしゃべる。
全体で,3時間15分ほど。
070602[bx1]-1 frontal lobes; cognitive control; Stroop
Regional frontal injuries cause distinct impairments in cognitive control
前頭葉損傷例のグループスタディ。modified Stroop課題で検討。
左ventrolateral(vL)損傷で,distractorsに対する不正確な反応数(お手つき?)が増大。
右superior medial(SM)=ACC~SMA~preSMA &DL損傷で,反応時間が全般にスロー,かつ
ターゲットに対する反応数(正反応)が減少。
左VL → S-R contingencies
右SM → internal and external drives to engage response systems
ということで,
The supervisory system is the contextdriven simultaneous operation of these localized subsystems.
という結論。
070602[bx2]-1 visual attention; visual short-term memory; fMRI
Functional neuroimaging and behavioral correlates of capacity decline
in visual short-term memory after sleep deprivation
眠らないとあれこれの効率が低下するけれど,それはなぜなのか?
条件は,睡眠後と,24時間睡眠遮断(sleep deprivation)後。
視覚性短期記憶課題と視覚性注意課題を行っている際の脳活動をfMRIで測定。
覚えるべき/注意を払うべき刺激の個数を(1・2・3・4・6・8)変えて,難易度を調整。
おおざっぱに言って,
1)「記憶容量・貯蔵が低下」仮説,2)「全般に注意を払う・処理が低下」仮説が考えられ,
前者であれば難易度が高い課題で脳活動が減弱するはず,
後者であれば難易度にかかわらず減弱するはず,というロジック。
頭頂間溝(IPS)は第1仮説的な減弱パターン,
後頭葉腹外側(ventral occipital extrastriate)は第2仮説的な減弱パターン。
課題成績良好者と成績不良者の2群に分割して対比すると,
楔前部/帯状回後部(precuneus/PCC)および側頭頭頂接合部(temporoparietal junction)では
set size x group interactionが有意であり,
成績不良者において,負荷の高い課題ではよりいっそうの低下がみられた(第1仮説的)。
070602[mz2]-1 saccades; memory; non-visual tasks
Looking for answers: Eye movements in non-visual cognitive tasks
非視覚性の記憶関連課題遂行時の眼球運動(サッケード)率を計測。
人はなぜnon-visualな(視覚的でない)課題のときにも「目を動かすのか」。
結局のところ,なぜ?はGeneral discussionを読んでもよくわからないのだけれど,
とにかく負荷の高い課題であるとき,より目を動かすことは間違いないらしい。
つまり,記憶(想起)と眼球運動にはリンクがある。
目を閉じているときでさえも。
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