調整変数と媒介変数
いつになってもうまく説明できまへん。
A→Bというパスウェイを想定するとき,
Cが調整変数になるということは,
従属変数であるところのBに対して,A×Cの交互作用が有意になり,
必ずしもBとC,あるいはAとCの相関が高くない,という状況か。
より簡単には,Cの high vs. low という層別相関で,AとBの相関の値ががらっとかわるとか。
Cが媒介変数になる(つまり,A→C→B)ということは,
AとCの相関,CとBの相関は十分あり,かつA→C,C→Bの因果関係がそれなりに納得できて,
かつAとBの関係が必ずしもダイレクトではないと想定できるとき,という状況か。
(場合によっては,AとBの相関がほとんどゼロだったりなんてこともあるんだろう)
「 08. QUESTIONS 【謎】」カテゴリの記事
- PNASの"Psychological and Cognitive Sciences"というカテゴリー(2009.09.02)
- 外れ値の妥当な外し方(2009.08.10)
- それらがあってあれがない(2009.08.08)
- ペットボトルのふた,ジャムの瓶のふた(2009.06.10)
- 睡眠不足→認知機能低下(2009.05.14)
L'utilisation des commentaires est désactivée pour cette note.
Commentaires
分からなくなってきていたところなので、
たまたま訪れまして参考にさせていただいた学生です。
ありがとうございます。
ちなみに私は経営組織学で用いていますが、
Muller, Yzerbyt & Judd"When Moderation Is Mediated and..."2005やEdwards & Lambert"Methods for Integrating Moderation and Mediation"2007
などに出てくるMediated ModerationとModerated Mediation
がいまだにわかりません。
何かご示唆があればお願いします。
Rédigé par: mame | 10 janv. 2011 19:07
mameさん
Muller et al. (2005)は読みかけたことがあります
(たしかに難しい!)。
「同じことになりますよね」という趣旨だったかと。
この例で言うと,
前段部分の
B×Cの交互作用(も)有意であるときに"mediated moderation",
後段部分の
Cの high vs. low 群などにおいて特定の群では
AとBの相関が高く,別の群では相関が低い,などのときに
"moderated mediation"
というのかなと,イメージ的には考えますが
(で,両者は同じような意味合いになりましょう)
正確ではないかもしれません。
Rédigé par: m0ch1 | 11 janv. 2011 06:49
Mediation Analysisについては、村山さんの説明が分かりやすいですよ!↓
http://www4.ocn.ne.jp/~murakou/statistics.htm
Rédigé par: Kai | 11 janv. 2011 12:44
あざーす。Kaiさん。
Rédigé par: mochi | 11 janv. 2011 12:50