070810[bx1]DEXとDES
070810[bx1]-1 dissociation; executive function
The relationship between executive functioning and dissociation
遂行機能と解離性(障害・現象)の関係についての検討。
大学生対象。
DES(解離経験尺度)の得点の高低によって高解離傾向群と低解離傾向群の2群に分け,
DEX(遂行機能障害の質問表 in BADS),
IGTギャンブリングタスク,スパンタスク,WCSTなどの神経心理学的遂行機能課題を施行し比較。
↓
神経心理学的遂行機能課題には群間に差は認められず,
質問紙であるところのDEXにのみ有意差がみられた
(高解離傾向群で点数が高い=遂行機能障害傾向を認める)。
これは総合得点でも,5つある下位因子でも同様の結果であった。
(高解離傾向群が)
self-reportedな,'perceived' executive deficitsを
objectiveなテスト結果に比して「高く」みているというのは,
frontal lesion/TBI/dementia populationで起こることのちょうど逆の状態であって,
(ふつう,点数を「低めに」自己報告する)
この現象自体興味深いところ。
DEXにはDEXなりの存在価値があるのだ,という意味ではプラス。
ふつうの遂行機能課題とは異なる結果が得られることがあるのだ,
という意味ではややマイナスでもある。
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