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13 sept. 2007

臨床心理学演習Ⅰ(学類)07-2-02

Time course of attentional bias for fear-relevant pictures in spider-fearful individuals

クモ恐怖者における恐怖関連写真に対する注意バイアスの時間経過

宮川さん担当。

これまでにも多くの先行研究がなされているが,
恐怖関連刺激に対して注意を向ける,という結果と,
恐怖関連刺激から注意をそらす,という結果が報告されており,一貫していない。
しかしこれは,必ずしも矛盾した事態ということではなく,
刺激呈示からの時間変化によって説明できるかもしれない;すなわち,
(1)恐怖喚起刺激が呈示されるとすぐに,注意はその刺激に向く,
(2)しかし時間の経過とともにその注意はそれ,
(3)さらに時間が経過すると,刺激ではないところに注意を向ける(=刺激から注意をそらす)。
vigilant-avoidantなパターンを示すかもしれない。

クモ恐怖群・クモ平気群に対して,visual probe taskで検討。
刺激呈示時間は,200ms,500ms,2000ms。
クモ写真対ネコ写真。

200msでは予測通り,クモ恐怖群においてクモ写真へのvigilantな注意バイアスがあり,
500msでは予測通り,そのような注意バイアスは消失し,
2000msでは予測とは異なり,クモ写真へのavoidantな注意バイアスがみられなかった。

ってことで200ミリ秒(=1/5秒)は,「そちらにくぎ付け」状態になる
(そのような事態がrapidに生じる)ことが確認され,また
そのバイアスは長くは続かない,ということが明らかとなった。
すなわち(1)(2)を支持,(3)は支持されない,というデータ。

 *

学会休講が2回続き,
そのあと(木曜日だけど大学では金曜扱いの日)が1回あり,
なんと次回は10月11日。

たっぷりと,レジュメを作る時間は(とその前に論文を読む時間は)あるわけですね;
次回のみでなく,次回以降の担当のみなさんにとっても。

 *

そういえば昨日の会議で決定されたことは,
この通年の,この授業名の,こういった内容の「演習」は今年度限りで終了,ということです
(あと1年は継続と思っていたのに)。新カリキュラムへの移行。

私的には
(個人的にはそうしたいという意味でもあり,公的な授業としてではなく,という意味でもある)
なんらかの形で継続したいのですがね。
学類3・4年生に院生のご希望の方も参加していただけるような感じで。
どうかな。

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Commentaires

毎回「こういった内容」の演習の記事のたびに
何とか講義に潜れないものかと感じてました。ひそやかに。

「どうかな?」という末尾に、
「ぜひに!」と。

すごく、混ぜて欲しいです。

Rédigé par: あっと | le 13 sept. 2007 à 23:58

あっとさん

ぜひ!
(来年からね)

さ,あとは誰が手を挙げてくれるのかなぁ?!

Rédigé par: m0ch1 | le 15 sept. 2007 à 16:15

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