臨床心理学演習Ⅰ(学類)07-2-06
「無関連情動刺激の抑制に対する,反芻と不快気分の別々の効果:
ネガティブプライミング課題による検討」
(こっそり追記:2007.12.23)
※アンテナユーザーの特権?!
五十嵐さん担当。
反芻の個人差がどのような認知過程(の個人差)を反映しているのかを知ることは重要であるが
まだあまり明らかにされていない。
この研究では,
ワーキングメモリ内の,(課題に)無関連な情動刺激の抑制が困難であることが,
ネガティブ気分状態やネガティブな生活上の出来事に対する反芻傾向と関連があるのかを検討した。
ネガティブプライミングタスク。
で,実験の結果はそのような方向を支持する結果であったこと,
加えて,上の結果は,抑うつ症状(CES-D)得点の高低との関連はみられなかった。
*
ruminationとWCSTのパフォーマンスの関連を検討した先行研究というのがあるらしい。
(Davis & Nolen-Hoeksema, 2000)
まあ,neuropsychologicalな知識があれば,
抑制→遂行機能という流れは順当ですわな
(抑制というよりは,どちらかというと認知的柔軟性,ということになるわけだけれど)
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