「神経心理学検査」@心理臨床の実際2007
「実際」,に行き着く前にそもそも神経心理学検査とはなんぞや,という話から始めなくてはならない。
たぶん,病院世界の人々は「神経心理学検査というくらいだから
心理学部/心理学科/心理学コースではふつうにある程度は教えられているにちがいない」
(保険点数だってつくくらいなんだから)
などと,
誤解されている方も多いのだろうと推測しますが,
ふつうはどこでも,誰も,まったく何も教えてくれません。
「ベントン(視覚記銘検査)」って何??
「三宅式」??聞いたことない。
(当然,何の検査なのかなんてわかるはずもない)
これが標準的な状態です。
(臨床系の大学院でも,おそらくは,ほとんど)
そういうふつうな状態を打破すべく,こういう回が設けられている次第です。
でも,ふつう教えられていない,ということは,
心理学の教科書などにもちゃんと書かれているわけがないのだから,
教えようにも手頃な教材がなく,難儀なことです,
しかも一コマで,なんて...
しかしながらいくつかの蓄積された文章があり,
いくつかのプリントを配布して,なんとか75分でひととおり教えてみる。
*
それにしても,極少人数への講義でした。
3年生は就活・4年生は卒論?
冷たい雨のせい?
このことは学ばなくてもよいというアクティブな選択の結果?
ネガティブな事象を経験すると,どうしても原因帰属モードになりますわな。
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