遂行機能障害のレクチャー(その2)
先週の続き。
WCSTとかハノイの塔(ロンドン塔)とかティンカートイテストとか,
何かモノを要する系の遂行機能課題
(ああ,トレイルメイキングを忘れた)の説明。
その後,話は底面の方に移動しまして,
性格変化とか行動異常とか,FTDとか,そのあたりに関連する話。
→アイオワギャンブリング課題に到着。
最後に,内側。
「ここに特異性の高い検査課題はない!」(ですよね??)
「意」の部分の制御とかコントロールとか(低下,だけじゃなく亢進もあるでしょうから)。
⁂
課題が複雑なものは,パソコンを利用することで検査者側の負担を軽減することになる
(WCSTとかIGTなんて,オリジナルにやると検査者側がほんとにmultitaskingで,
あたかも「検査者の遂行機能」状態を測定されているようなものですから)。
でももしかすると,被検者側の負担感を増すことになるのは注意しなければならない。
executive function の話をしていると,どうもお説教じみてきてしまうのが難点。
しかし。
...話を聞いている側のとらえ方(思考と行動)次第だ,ということもある(=個人差が大きい)。
...お説教されているように思えるということは,自己の状態や状況を把握できているということだから,
メタ認知能力が高い(=遂行機能状態が良好な '徴候' ,insight があるというか),
とポジティブなフィードバックもできる。
「 04. NOTES-as-LECTURER 【講】」カテゴリの記事
- 心理学II(パーソナリティ)12-0(2012.07.25)
- フレセミ12_10(2012.06.21)
- フレセミ12_09(2012.06.14)
- フレセミ12_08(2012.06.07)
- 12特論XII/特講III-7(2012.06.01)
L'utilisation des commentaires est désactivée pour cette note.
Commentaires