« 080325[bx2]賢さ比較 vs. 身長比較 | Accueil | 080325[bx2]巧妙な嘘の実験 »

25 mars 2008

080325[bx2]声のトーン変化の検出と「社会的志向性」

080325[bx2]-4 prosody; amygdala; OFC; "social orientation"
When vocal processing gets emotional: On the role of social orientation
in relevance detection by the human amygdala

ニュートラルなダダと怒りのダダ(だだをこねるのだだではなく,dada)を混ぜて
聞かせるとき,その声がだんだん怒って聞こえる(だんだん落ち着いてくる)という変化が生じるが,
そういう変化の検出と扁桃体やOFCとの関係。

単純な比較では扁桃体の活動は検出されないけれど,
「社会的志向性」(social orientation;その明確な心理学的概念が不明だが,
要は周囲の人間に気を配るとかやりとりするかの度合いらしい)の質問紙の点数を
重回帰分析に投入すると(相関もとってみると),
その社会的志向性の点数が高いほど,怒りと右扁桃体,両側OFCの活動の関連が強まる,
とのこと。

「社会的志向性」が高いことが
 1)扁桃体やらOFCのベースラインの活動を高めているのか,
 2)声のトーンの変化に敏感に反応して活動が上下する,感受性のようなことと関連しているのか,
どちらなのか,この論文ではよくわからないなあ。

 *

とりあえず,脳活動測定を入れないで,心理学実験的な/behavioralなデータがみたいものです。

|

« 080325[bx2]賢さ比較 vs. 身長比較 | Accueil | 080325[bx2]巧妙な嘘の実験 »

01. BRAIN 【脳】」カテゴリの記事

02. MIND 【心】」カテゴリの記事

03. ARTICLES 【篇】」カテゴリの記事

Commentaires

L'utilisation des commentaires est désactivée pour cette note.

TrackBack


Voici les sites qui parlent de: 080325[bx2]声のトーン変化の検出と「社会的志向性」:

« 080325[bx2]賢さ比較 vs. 身長比較 | Accueil | 080325[bx2]巧妙な嘘の実験 »