080325[bx2]声のトーン変化の検出と「社会的志向性」
080325[bx2]-4 prosody; amygdala; OFC; "social orientation"
When vocal processing gets emotional: On the role of social orientation
in relevance detection by the human amygdala
ニュートラルなダダと怒りのダダ(だだをこねるのだだではなく,dada)を混ぜて
聞かせるとき,その声がだんだん怒って聞こえる(だんだん落ち着いてくる)という変化が生じるが,
そういう変化の検出と扁桃体やOFCとの関係。
単純な比較では扁桃体の活動は検出されないけれど,
「社会的志向性」(social orientation;その明確な心理学的概念が不明だが,
要は周囲の人間に気を配るとかやりとりするかの度合いらしい)の質問紙の点数を
重回帰分析に投入すると(相関もとってみると),
その社会的志向性の点数が高いほど,怒りと右扁桃体,両側OFCの活動の関連が強まる,
とのこと。
「社会的志向性」が高いことが
1)扁桃体やらOFCのベースラインの活動を高めているのか,
2)声のトーンの変化に敏感に反応して活動が上下する,感受性のようなことと関連しているのか,
どちらなのか,この論文ではよくわからないなあ。
*
とりあえず,脳活動測定を入れないで,心理学実験的な/behavioralなデータがみたいものです。
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