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18 avr. 2008

"drawers of tansu" theory

データを解釈する議論をしているときに出てきた理論。
箪笥の引き出しセオリー。
(アナロジカルに考え,アブダクティヴに推論し...の結果)。
発想のきっかけとなる言葉の源は,私じゃないですけど。

1) P引き出しとN引き出しの二段のタンスを想定。
2) ふだんのそれら引き出しの開き具合は「群」によって異なる。
  (逆に,開き具合によって群分けされる,ともいえる)
3) 条件によって,タンスの方を向くかどうかが変わる。
  いつもタンスを見ているわけではない。条件によって,見るか,見ないか。
4) タンスを見ていてかつ特定の条件のとき,引き出しをさらに開けたり少し閉じたりする。
5) 引き出しが開いていると,開き具合に応じて中からそれに関連する物が出てくる。
6) アウトカムは,P引き出しから出てきた物とN引き出しから出てきた物の
  差分によって定まる。
7) したがって,たとえばN要素を減らすには,N引き出しを少し閉じても,
  P引き出しをもっと開けても,いずれも同様の効果があるわけなんだが,
  それらには,群・タンスを見ているか・いかなる条件下にあるかの「組み合わせ」
  みたいになっているんじゃないか。

なんじゃらほいと思うでしょうが,
自己注目とか(記憶の)アクセシビリティとかいう話と関係しています。

 *

こう書き出してみると,まだまだ洗練された理論じゃないですな。
引き出しの開き具合という概念と,タンスを見るという概念が
まだ重なっている気がする。

でも(珍しく),心理臨床実践的なニオイのする理論だ。
だからキャビネットとかチェストとかじゃだめで,あくまでも箪笥,たんす。

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