080510[bx1]アルツハイマー病で嫌悪刺激認知が保たれる
080510[bx1]-1 disgust; emotion recognition; facial affect recognition
Recognition of disgust is selectively preserved in Alzheimer's disease
アルツハイマー病患者(AD)群,(年齢をマッチさせた)older controls,
そしてyounger controlsの3群で,
静止画表情課題および社会的場面の動画課題を課し,
6感情のいずれにマッチするかを選択させた。
全体にみると,両課題とも群の主効果はみられ,アルツハイマー病患者群は他の2群より
成績が低下していた。
静止画表情課題では,
感情カテゴリーごとにみると,怒り・悲しみ・恐れ・驚き・幸せの5感情では上のような傾向が
群間にみられるが,嫌悪のみ群間に差がなかった。
動画課題では,
群の主効果,感情タイプの主効果は有意であったが,交互作用は有意ではなかった。
「選択的に保たれるpreserved」という観点はこれまであまりなかった気がする。
大脳基底核が相対的に保たれるからだ,という解釈。
*
イヤなものはイヤ,という表情はAD群に伝わりやすいかも,ということになる。
(ただし,静止画表情で,だけど)
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