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20 mai 2008

[ありのままの自分とはどういうことか?]検索者へ

自分がそれをありのままの自分と想像するような感じにふるまうことのできる/できている自分,
ということだと思います。

たぶん,
他の人のことやしなくてはならないことをあまり気にせずにいられるという「自己本位」なところと,
自分の思い通りに,自分のしたいようにする/できるという「自己中心性」と,
自分の意に反したことをしないという「自己欺瞞への否定(の願望)」なところが
入り混ざっていると思います。

自分に素直にとか,自分らしくとか,飾らない自分とか,自分に正直にとか,
要するに思考の中心が自分にあるということでしょう。他者にない。
そしてそういうことを考えるのは,今の自分とは異なる自分というのに
何かあこがれとか願望とか目標を抱いたりしているときでしょう。
つまり,現在の自分になにがしかの不満足感があるんでしょう。

ふつうそういう,誰かさんの「ありのままの自分」とやらは,
必ずしも他の人から肯定的にとらえられるとは限りませんし,
他の人から見て,それがその人らしいふるまいと感じられるものとも限りません。
客観的な「ありのままの自分」は存在しえないし,
ましてその「ありのままの自分」への他者からの評価もまたばらばらでしょう。

簡単に言えば,
自分の中に自分が作るややポジティブな幻想ではないでしょうか。
その「ありのままの自分」は,
なんだかたいそう単純なイメージになってはいないでしょうか。
あなたはそんなに単純なんでしょうか。
そういうときに,自分以外の他者のことはどうなっているでしょうか。

ちょっとアルコールも入っている時分には
なんともうってつけなお題を頂戴しました。

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