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09 juin 2008

080609[y][bx2]anorexia nervosaの自己身体像/他者身体像処理の違い

080609[y][bx2]-1 anorexia nervosa; body image; fMRI
Brains of anorexia nervosa patients process self-images
differently from non-self-images: An fMRI study

神経性無食欲症(AN)患者では,自己の身体イメージの歪みがあることが知られているが,
他者の身体像の知覚には歪みはない。それはどういうことか,fMRIスタディ。

群(AN vs. 健常対象) × 画像(自己 vs. 他者)。

→健常対照群における自己像処理では
 右中前頭回・左島部・右楔部・右舌状回 に賦活がみられるが,
 AN群にはそれらがみられない。
 他者像処理では,群間にあまり差がないが,AN群では内側前頭回の賦活が大きい。

自己/他者の身体像の形態的側面に対する知覚的な歪みということではなく
(他者身体像では群間にあまり相違はないから),
それが自己の身体像である,という認知的処理が加わるときに違いがみられる。
そして,そのような自己身体像処理には島部insulaが一役かっている。

AN群の自己身体像処理の歪みは,
「歪みが追加される」ということではなく,
「本来・通常あるべき自己身体像処理の一部が欠落している」ことによって生じるらしい。

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