080630[mz3]受刑者の衝動性
080630[mz3]-1 impulsivity; BIS-11; prisoners
Impulsivity among adult prisoners:
A confirmatory factor analysis study of the Barratt Impulsivity Scale
1103人の受刑者(at UK)の衝動性をBIS-11で測定した。
1) よく知られた3因子構造(motor/attentional/nonplannning)は確認的因子分析で支持されず,
探索的因子分析によって別の3因子構造;
cognitive plannning skill/behavioral motor impulsivity/distractibilityが抽出された。
2) それで再度確認的因子分析を行うと,男性受刑者データにはよく適合したが,
女性受刑者では,distractibilityを除く2因子モデルにすると適合度が上昇した。
3) 一因子として扱うのは適切ではない。
いかにも研究がたくさんありそうな感じのするところですが,
実は対象者をこのような人々にしている先行研究は,
あまりない(特に,BIS-11を使うものはほとんどない)。
cognitive plannning skill/behavioral motor impulsivity/distractibility
なんて,これじゃいかにもexecutive functionそのものの話みたいじゃありませんか。
BIS-11は衝動性を測定する質問紙ですが,
"Barratt Impulsiveness Scale"が正式名称のはず。。
でも最近は,impusivenessじゃなくってimpulsivityとされていることが多い気がする。
そういうのってそれでいいんでしょうか。
これらの単語になんらかの使い分けがあるかどうかは,感覚的にはわからないけども。
*
べ,べつに隣の部屋の先生の回し者ではありません(内輪ネタ)。
でも,領域の去年の卒論では,たしかにプチブームでしたね。
一枚かんでいるわけですから,人ごとではないんですけど。
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