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22 août 2008

080822[bx1][bx2]顔の魅力は「顔かたち」「表情」のどちらが大きく関わるのか

080822[bx1][bx2]-1 facial atractiveness; fusiform gyrus; STS; prosopagnosia; fMRI
The contribution of the fusiform gyrus and superior temporal sulcus
in processing facial attractiveness: Neuropsychological and neuroimaging evidence

視線や表情などの社会的シグナルとしての顔,dynamicな側面は上側頭溝が,
人物の同定に至るinvariantな構造の側面は紡錘状回(下部後頭側頭皮質)が関わる
ことが知られているが,
では,「顔の魅力」評定にはそのどちらが/両方がどのように関わるのか,
その点が検討された。

写真が呈示され,タスクは
1)明示的な評定課題(魅力的ではない0←→12非常に魅力的)
2)魅力に動機づけられた行動課題(顔写真が一枚ずつ呈示され,ボタン押しで次の顔写真に;
                      「早く次に行きたい」ボタンと「もっと見ていたい」ボタン)


相貌失認を呈する患者群ではタスク1・2が障害され,
その障害の程度は,相貌失認の重症度と正の相関を示した(神経心理学的エビデンス)。

健常者を対象にしたfMRIスタディ(タスク1のような)で,顔の魅力度評定中の脳活動を測定したところ,
さまざまな脳部位が賦活するが,その中に紡錘状回("fusiform face area")は含まれていたが,
上側頭溝は含まれていなかった(神経イメージング的エビデンス)。

 *

ということで,
顔の魅力度評定は,
neuroscientifically speaking, 紡錘状回(下部後頭側頭皮質)の活動がcriticalである。
psychologically speaking, 「顔かたち」の方が大きく関わっている。

こうしてpatient-basedな神経心理学知見と,イメージングの知見を並べられた研究を見ると,
どうしても
必要十分条件
という概念を意識してしまいます。よね?

STS損傷患者群(神経心理学的発想によれば,視線処理の障害や表情認知障害を呈するはず)
における顔の魅力度評定が健常群と変わらない,というデータで補強されれば,なお強固。

もっとも,ケチをつけると,
「写真(静止画)じゃなくって動画だったらどうなるのさ。」ってのもある。
...まだまだ「表情美人」「しぐさ美人」というコンセプトがvalidである可能性は,ゼロではありません...

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