誰に向けて「語っている」のか,文体にいらだつ
「語りおろし」とのこと。しかし,
誰に向けて語られているのかは明記されていない。
まずはそれをうかがいたい。
*
読んで(というより,「見て」)もらえばすぐわかることだが,
語り口そのものが,記号的にお得意の,<<下流>>だ。
書かれている内容よりも,文体/スタイルに,教養というのはにじみ出るもの。
...それ以前に,義務教育でも「です・ます」「だ・である」の統一くらいは習うはず。
*
ちなみに。
この本の見出しでは,大学教員はどう言われているかというと,
『今の大学教師はファミリーレストランの店員みたなもの』(p.70)で,
『大学の先生自体が下流だ』(p.128)。
おそらく,通常の編集作業では,文脈上問題がなければ,
「教師」と「先生」はいずれか一方に統一を図るだろう。
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