心理学英書講読-4
あれこれ追い立てられている/責め立てられているので,
細かいことは後で追加(するかも)。
今回は2クラス合同の授業でした。
各グループの人数が増えた分,少しはラクになったのかどうか。
いつもと違うお隣のクラスと一緒で,少しは違う雰囲気を味わえたかどうか。
(発表順)
グループ2:
Theory Revision and Redescription: Complementary Processes in Knowledge Acquisition
発達段階にある子どもたちの知識獲得の方法に2種類ある。
「理論改訂」と「再記述」。
※歯車課題の意味はよくわからない。
グループ3:
New Developments in Understanding Emotional Facial Signals in Chimpanzees
チンパンジー用の表情既述システムを構築してあれこれ研究をしてみた。
ヒト表情との類似点と相違点。
グループ6:
Situated Social Cognition
「ステレオタイプ」などの社会的認知は抽象的なものでなく,
もっと状況とか文脈とかを導入すべきという「提言」。
グループ5:
Cell-Phone–Induced Driver Distraction
携帯電話をしながら運転することの問題点を実験的に検討。
注意の配分の問題?中枢のボトルネックの問題?
グループ1:
Auditory-Processing Malleability: Focus on Language and Music
聴覚処理の学習(音楽は特にトレーニングの効果)と,聴覚処理障害の広範にわたる影響。
グループ4:
Genetics, Dementia, and the Elderly
双生児研究とか分子遺伝学での「認知症」。特にAD。
「遺伝子-遺伝子」「遺伝子-環境」のインタラクションを考える。
AD以外にもDLBとかFTDとか,認知症にもいくつかのタイプがある。主症状も異なる。
宿題の論文が一番大事です,個人的には。
ミラーニューロンのことは,既に「教科書的」ですから,知っておかねばならない事項。
*
だんだん慣れてきて,10分以内に終わるどころか,
質疑の時間も残してくれるグループも現れて大変結構な傾向。
訳すのではなく,「論文をみんなに説明/紹介する」という意識は絶対的に必要。
頭を切り換えてください。
そして,講じてください,その論文をネタにして。
けっこう楽しそうにやっている人もいる。
*
「調査のお願い」をしましたが,次回是非お忘れなくお持ちください。
「実験協力のお願い」をしましたが,これからでも受け付けますので是非ご協力ください。
*
北海道みやげのプチおやつを配りました。
練乳キャラメルが最も人気が高かった。
ビールキャラメルは本当にビールな味がした。
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Commentaires
ビールはダメなので、練乳キャラメルをいただきました。
美味しかったです。ご馳走様でした。
少しはパーッと読むことに慣れましたが、1クラスでやるとやっぱり大変です…。
最終回までにもっと慣れられるように頑張ります。
…課題の最初で早速訳に困ったんですけど、普通にミラーニューロンでいいんですね。
Rédigé par: いちかわ | 29 sept. 2008 23:49
> …課題の最初で早速訳に困ったんですけど、普通にミラーニューロンでいいんですね。
ああぁぁそうか。そういうことをちょこっと説明する必要があったか。
「鏡神経細胞」とか,無理矢理日本語にしなくてもオッケーです。
そういうこともあって,「インターネットで調べものOK」ということにもしています
(訳語の適切性チェック機構という意味で)
どうして「ミラー」と呼ばれるのかの意味を理解することが肝要です。
なんで著者らはそれを言語につなげようとするのかも。
Rédigé par: m0ch1 | 30 sept. 2008 06:42