片思いということ
『親密な関係のダークサイド』
という,おどろおどろしい表紙の本(訳書)をちらっと眺めて,
そこの7章に挙げられていた文献に興味を持って入手してみた
これ↓
Unrequited Love: On Heartbreak, Anger, Guilt, Scriptlessness, and Humiliation
(pdfをゲットした)
カイ二乗検定をするような,やや質的な,頻度データの分析みたいだけど。
片思いする側"would-be lovers"と片思いされて断る側"rejectors"の双方の研究ってのは面白いですねえ。
「恋愛」にまつわる心理学にはさっぱり詳しくないのだけれど
(学問だけじゃなく実践面でもさっぱりだけれど),
この論文って「古典」みたいなものなんですかね。
この後何か進展があるのかどうか,気になります。
片思いは,"unrequited love"という英語になるんだということも,初めて学習。
そのダークサイド本の7章の章題の訳,
「いたずらに愛し,愛されること」((To Love or Be Loved in Vain)。
「いたずらに」としたところが,
むなしさ感を醸しだし,報われない感じを表し,
和風な言葉遣いで。
うまいなあと思って感心。
*
相手が気づいていないような一方的な「片思い」ってのもあるはずだけど,
そういうのはこの研究では「片思い」の範疇にさえない,ってことになるのかな。
いったんアタックしたうえで砕け散らないといけないらしいっす。
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