総合科目「心の実験室2」08-09
昨年度の忘れられない惨状が想起されましたので,ちょいと早めにセッティングに向かう。
今回はノープロブレムでした。
とにかく,通常状態では,「脳梁」っていう組織によって,右半球と左半球がつながっている。
片方だけ使う,とか,片方をより多く・強く使う,みたいなことはできませんよ,
(ていうか,両半球を使ってますよ,だいたい)
ということがわかってもらえるとうれしい。
でも,そういうことを知った上でさらに「その手の本を買うかどうか」は
個々人の自由な意思決定でどうぞ。営業を妨害しているわけではない。
よく吟味してみることを促しているだけ。
大学で学ぶべきことは,知られたことを知識として覚えることだけじゃなく,
どうしてそういう話になるのかをさらに追究する姿勢とか,
どのような方法によってそれらの知見が得られたのか
方法論を知ったり考えたりするところにあると思うので,
十分に科学的な研究として行われてきた
(ノーベル生理学・医学賞ですしね)split brainの研究とか,
一側性脳損傷による神経心理症状の研究についてお話しする。
まそうはいっても,右だの左だの,こっち行ったりあっち行ったりで,
かなりややこしい,頭のこんがらがる感じの話ですね。喋っている方としても。
※ある辞書にはこんがらかる(濁点つけず),となっているのだが。
毎度申し上げておりますが,「質問紙調査へのご協力」,誠にありがとうございます。
みなさんの善意による回答が得られませんと,実証的な心理学研究はまったく前進しない
のであります。
心理学研究のプログレスに貢献したことを,周りの皆様にどうぞ自慢してください。
(そして引きつづき,「お持ち帰り分」もどうぞよろしくお願いします)
「心の実験室」という名の授業なのですから,
実験や調査には極力,実体験的にご協力いただけると,
経験的な学習もできる(はずです)よね。
「 04. NOTES-as-LECTURER 【講】」カテゴリの記事
- 心理学II(パーソナリティ)12-0(2012.07.25)
- フレセミ12_10(2012.06.21)
- フレセミ12_09(2012.06.14)
- フレセミ12_08(2012.06.07)
- 12特論XII/特講III-7(2012.06.01)
L'utilisation des commentaires est désactivée pour cette note.
Commentaires