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19 déc. 2008

08神経心理学-5&6

空間と身体と行為のメカニズムとその障害。
 ↓こんな流れで。
「081219.pdf」をダウンロード

構成障害のところまで到達し,運動維持困難★や,行為の解放現象は来週。
 ★この点は,来週予定の「注意」にとってはいささか好都合。

今日の1冊 → 『失行
(※のつもりが,DVD再生できず今後の課題=来週冒頭に)。

・授業としては,半側空間無視と視野障害の違いを十分理解してもらうことが重要。
・「何に対する」左側を無視するかの諸相は力点を置くべきだろう。空間の座標軸は複数ある。
・「燃えている家には住みたくない」の図(←何の話かおわかりでしょうか?)は
 あれこれの専門書では発見できず。ネット上でも。

・「身体」に関しては,パワポで見せるべき図表があまりない。

・reachingとgraspingの話は,思ったより関心を持ってもらえたみたい。意外なことに。
・覚醒度の低下した時間帯に「失行検査」をやってもらうのは,覚醒度をやや向上させる効果が。

だめだめ教員の見本のようなさんざんな授業になってしまった。
リベンジすべき項目:
1) 「方向性運動減少説」の実験の説明。
2) DVD再生。
3) 気の利いたセリフが出てこない。

ここ数日の「お仕事」で,やや準備不足傾向であった感は否めない。
...でも,そういう教員を見るのは,学生さんたちにとっては面白いものらしい。

 *

表玄関の方には,パワポ呈示画像(のpdf変換)を置くことにした。
パスワードが必要なんだけど。毎度異なる10ケタ(4+6)。

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04. NOTES-as-LECTURER 【講】」カテゴリの記事

Commentaires

いつも楽しく拝見させていただいております。

「燃えている家には住みたくない」の図

右半球損傷―認知とコミュニケーションの障害(2007)
Penelope S.Myers(著)
宮森孝志(監訳)

にあったかと思いますよ。
あまり売れてないみたいですが。

Rédigé par: | 19 déc. 2008 23:34

情報のご提供ありがとうございます。
さっそく探索してみます。
(たしかにその本は購入しておりません...)

ヴィジュアルで見せるものをまず探す,
ということをしていて,
それがほとんど「授業準備」であったりします。

Rédigé par: m0ch1 | 20 déc. 2008 06:45

この「燃えている家には住みたくない」の原著,

Marshall JC & Halligan PW, 1988.
Blindsight and insight in visuo-spatial neglect.
Nature 336: 766-767.

を眺めてみましたが。
絵はなかった。

どおりで,図として掲載されているものが少ないわけだ。

Rédigé par: m0ch1 | 25 déc. 2008 20:52

なるほど。
原著には絵は載ってないんですか。
じゃあ前述の本に載ってるのは、著者が作ったものなんですね。
あるいは学生に作らせたか。

この本の著者はSTのようですが、海外でも認知訓練の担当って、
STだったり心理だったりなんですかね。
派閥争いみたいのも、あったりするんでしょうか。

Rédigé par: hige | 26 déc. 2008 11:15

Nature論文にしては珍しく,図もなければ表もない,まさに"Letter"って感じのしあがりです。
「二項検定」という統計しかしていない点も。

STだったり心理だったりは,どうなんでしょう。
海外のことには詳しくないですけど,日本よりは
STの方々はspeech関連(失語とか)に特化している印象はあり,
またneuropsychologist(「神経心理士(心理師?)」)という専門職があったりしますね。
派閥争いではないような気がします。

Rédigé par: mochi | 26 déc. 2008 15:43

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