08神経心理学-5&6
空間と身体と行為のメカニズムとその障害。
↓こんな流れで。
「081219.pdf」をダウンロード
構成障害のところまで到達し,運動維持困難★や,行為の解放現象は来週。
★この点は,来週予定の「注意」にとってはいささか好都合。
今日の1冊 → 『失行』
(※のつもりが,DVD再生できず今後の課題=来週冒頭に)。
・授業としては,半側空間無視と視野障害の違いを十分理解してもらうことが重要。
・「何に対する」左側を無視するかの諸相は力点を置くべきだろう。空間の座標軸は複数ある。
・「燃えている家には住みたくない」の図(←何の話かおわかりでしょうか?)は
あれこれの専門書では発見できず。ネット上でも。
・「身体」に関しては,パワポで見せるべき図表があまりない。
・reachingとgraspingの話は,思ったより関心を持ってもらえたみたい。意外なことに。
・覚醒度の低下した時間帯に「失行検査」をやってもらうのは,覚醒度をやや向上させる効果が。
だめだめ教員の見本のようなさんざんな授業になってしまった。
リベンジすべき項目:
1) 「方向性運動減少説」の実験の説明。
2) DVD再生。
3) 気の利いたセリフが出てこない。
ここ数日の「お仕事」で,やや準備不足傾向であった感は否めない。
...でも,そういう教員を見るのは,学生さんたちにとっては面白いものらしい。
*
表玄関の方には,パワポ呈示画像(のpdf変換)を置くことにした。
パスワードが必要なんだけど。毎度異なる10ケタ(4+6)。
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Commentaires
いつも楽しく拝見させていただいております。
「燃えている家には住みたくない」の図
右半球損傷―認知とコミュニケーションの障害(2007)
Penelope S.Myers(著)
宮森孝志(監訳)
にあったかと思いますよ。
あまり売れてないみたいですが。
Rédigé par: | 19 déc. 2008 23:34
情報のご提供ありがとうございます。
さっそく探索してみます。
(たしかにその本は購入しておりません...)
ヴィジュアルで見せるものをまず探す,
ということをしていて,
それがほとんど「授業準備」であったりします。
Rédigé par: m0ch1 | 20 déc. 2008 06:45
この「燃えている家には住みたくない」の原著,
Marshall JC & Halligan PW, 1988.
Blindsight and insight in visuo-spatial neglect.
Nature 336: 766-767.
を眺めてみましたが。
絵はなかった。
どおりで,図として掲載されているものが少ないわけだ。
Rédigé par: m0ch1 | 25 déc. 2008 20:52
なるほど。
原著には絵は載ってないんですか。
じゃあ前述の本に載ってるのは、著者が作ったものなんですね。
あるいは学生に作らせたか。
この本の著者はSTのようですが、海外でも認知訓練の担当って、
STだったり心理だったりなんですかね。
派閥争いみたいのも、あったりするんでしょうか。
Rédigé par: hige | 26 déc. 2008 11:15
Nature論文にしては珍しく,図もなければ表もない,まさに"Letter"って感じのしあがりです。
「二項検定」という統計しかしていない点も。
STだったり心理だったりは,どうなんでしょう。
海外のことには詳しくないですけど,日本よりは
STの方々はspeech関連(失語とか)に特化している印象はあり,
またneuropsychologist(「神経心理士(心理師?)」)という専門職があったりしますね。
派閥争いではないような気がします。
Rédigé par: mochi | 26 déc. 2008 15:43