08神経心理学-9&10
前半の時間は,注意の続き。
介入のところからメカニズムまで。
PosnerとかMesulamとかNorman&Shalliceとか。
注意のネットワークは「トライアングル」だということ。
*
後半の時間は,記憶。
「090109.pdf」をダウンロード
↑授業で配布したものに少々手を入れてます
短期記憶とワーキングメモリについて。
一般に,WMというと「アクティブな保持」とか「操作・処理が入る」ところが
短期記憶と異なると説明されるけど,
「聴覚言語性短期記憶の選択的な障害」=症例K.F.のことを知ると,
もう少し違った形で説明できる。
長期記憶(今日は,エピソード記憶だけ)。
健忘症あれこれ,症例H.M.とか症例R.B.とか。
前向性記憶を検討する課題あれこれ。
ここは以前「総合科目」で認知神経科学っぽい話をしていたときと同様に,
「絵になる」図があまりないところが,やりにくいです。
*
すっかり1時間分,ずれ込んできました。
逆向性記憶の検査あたりから再開
(その前に,コルサコフ症候群とか展望記憶とか記憶の錯誤とかに触れること)。
↑
記憶の外在化。
*
今日の一冊→『なぜ、「あれ」が思い出せなくなるのか』
(王道としてはこちらかもしれないが...いかんせん,読んでいない)
20回の授業の,折り返し地点に達しました。
腕時計は忘れるは,レーザーポインタは忘れるは,
「休み明け感」いっぱいの授業でした。
*
1995年くらいのことをあれこれ思い出す。
私の頭の中の枠組み。
読んだ論文をカテゴライズする方法とか(色で分類,シール貼る)。
...10年以上昔のことで,今はマメにシール貼りしてませんが,今でも
授業をしていれば教室にその色を感じるし,
新しく論文を読むと色のイメージと連合させている気がします。
<知覚・認知はオレンジ,行為は緑,注意は黄色,記憶は青,
感情はピンクで,前頭葉・遂行機能は水色。茶色は変性性疾患。脳梁関係は黒。>
...「言語」に固有の色はありませんでした;当時から。
*
卒業認定に関わる4年生の方々には「お題」を出しました。
分量はA4で2枚程度,
提出日は1/30で,
提出方法は,次回の授業日に直接,またはメール添付で。
※内容は...関係ある人は,直接お問い合わせください。
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