平成21年度卒論折衝第四号案件
一度,メールでご提案のあったテーマを「お断り」申し上げましたが,
それでも,ということでしたのでお会いする;「復活折衝」(?!)
先にいただいていたテーマは,「H」(←通しアルファベットなんで「そっち」の意味ではない)と
呼ばれるカテゴリーに属する人々に関する研究,というものであって,
それを発展(アレンジ?)した感じの研究・方法も本日あらためてご提案があったのですが。
お話を伺っていて,そのHの中でも特にご関心があるのが「I」であることが特定される。
なるほど,そうですか。
「H」というカテゴリーをそのまま扱うとフォーカスの定まらないものになってしまうかもしれないし,
いくつかある先行研究を超える何かを見いだせそうな感じがしないし,
心理学の卒業研究的ではないかもしれない,と思っていたのだけれど。
それならば,ということで「I」に関して議論する。
・そういう「卒論」先行研究があるから,まったく卒論では扱えない,ということはない。
I傾向だととらえれば(そういう考え方を「信じれば」)この点は解決。
・I傾向はどうして生じるか(因果でIの前に来るものはなんなのでしょう),とか,
I傾向があるとどうなるんでしょう(因果でIの後に来るものはなんなのでしょう),とか。
前と後ろを考えてみるといいかも。
I傾向とJの能力の問題とか,
Kとの関連(あら,事前学習されたみたい;彼女からの提案)について議論する。
特に,IとKに関しては,
私が思いついた仮説1(Kが強いとI傾向は弱まる)と,
彼女が思いついた仮説2(Kが強いとI傾向も強まる)は,ちょうど逆になった。
(その折衷案であるU字型,もしくは逆U字型になる,仮説3/仮説4もありうる)
さて,どれがもっともらしいのでしょうか?
対立仮説のいずれがもっともらしいかを検証する。
→サイエンスとしては,王道的な展開だと思いますけど。
Iそのものについての先行研究はそれなりにあるでしょうけど,
IとKの関連については,そんなに多くはないでしょうし。
JとかKとかの話になると,
「私の第一の専門」側に近づいてくるのでした。たぶん。
*
将来的な進路のお考えも含めて,お話を聞きました。
それに少しでも絡める可能性があるならば,ここはひとつ慎重に考えましょうね。
*
今回も,予定の時間をちょっとオーバー。
なんか楽しいのかも。
このシーズン的な「折衝」イベント。
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