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24 févr. 2009

「愛の神経生物学」について語りあい,「感情とイメージの研究」を研究する

研究室研究会・院生です。

"The neurobiology of love"
 ※ 同タイトル別バージョンもあるみたい;こちら(←直pdf)。

・Zeki先生。視覚芸術(美),ときましたかそうですか。
・「社会的評価やネガティブ感情に使われるネットワークを弱めることによって
 社会的距離に打ち勝ち,一方で報酬の回路である愛情を通じて個々人の
 絆を強めるものである」うーん。これをpush-pullメカニズムと称するらしい。
 「押してダメなら引いてみな」,かと思ったのは誤解。
・やっぱ,「視覚的入力によって引き起こされる」というのは,わかるような。でも著者の影響か。
 →他のモダリティも気になる...が,入力はどっからでも,たぶん同じだろう。
 島,前部帯状回,海馬,線条体,側坐核。
 ニューロイメージングな局所活動としては。
・ドーパミン↑,セロトニン↓,神経成長因子↑,オキシトシン↑,バソプレシン↑
 ニューロケミストリーな世界では。
前頭皮質の非活性化扁桃体も非活性化
 ...発表者レジュメでは,(→アホになる)。Love is blind。
 deactivationということにも注目しなければならない。
・恋愛vs母性愛。共通点と相違点がある。

・「どうしようもなくすごく好きな誰かの写真」というところに
 どうしようもなくこだわっていた人がいた。
・さすがに心理学徒だけあって,友愛とか,時間をかけてだんだんと,とか(ストーゲイ),
 そういうのが気になるらしい。アガペは?
 いや,もっと計算ずくな行動はどうなんだ?プラグマ?
 →前頭前野を使っていそうなんじゃ,まだまだってことか。
・うまく行かない恋愛とかは?
 また,気づいていない/本人にはまだ意識されていない恋とか,どうなんだろう。
・「浮気発見装置」というアイデア。それは...売れそうで売れないんじゃないか。
・選択理由。「婚活」(!!)への関心と「ニューロな感じ」を組み合わせて,
 これにたどりついたそうで。
 しかし婚活にとって実利的なメリットはないなあたぶん。
 →「どうやって前頭前野をdeactivateさせ」「それを恋愛のせいと錯覚させるか」
   みたいな話になるのか。
・個人的には,誰かの見た夢にさえ嫉妬してみたりする。好きなんですね,やっぱり。

~なによりこのミニレビューで,1時間以上あれこれ話が盛り上がる(もちろんシラフで)。
 うちの研究室は,なんと愛に満ちあふれているんでしょう(笑)。
 面白いチョイスだった。

 *


"The causal effect of mental imagery on emotion assessed using picture-word cues."
これっすかね(←これも直))

心的イメージ処理 vs. 言語的処理 のどちらが「感情」を喚起するかっていうお題。
Paivioの"dual-code theory"っていう背景知識があると,何を言っているのかわかりやすい。
実験が2つあって,今回はその1つめを。
1)心的イメージを自発的に使っている人は,言語的処理をする人にくらべて
 写真-単語ペアの統合は,強い感情評価と関係する?
2)自己関与,または自伝的記憶によって,イメージと感情の関係が媒介される?
以上2点を検討した。
→ イメージ思考と言語思考は負の相関,
  イメージ思考と感情価は正の相関,言語思考と感情価は無相関。
→ 心的イメージ→記憶生起→感情,のパスがもっともらしいことが示される。

・課題がいまいちわからない。写真-単語の「統合」って何?
 どうやってそれを評価するのか。内観的に統合できた/できない,なのか,
 それともあとでテストしてみるのか。
・写真が具体的で,ペアの単語が抽象的なんじゃないか?
 写真とペア単語をちょうど逆にしたらどうなんだろう?
・個々の写真によって上の度合いが違うかもしれないし,
 実験参加者ごとの,イメージ思考/言語思考のpreferenceも異なるかも。
 でも,データとしては示されていない。そもそも,どんな写真か載っていない。

~続き,楽しみにしてます。
 


今学期・今年度最後の集合しての研究会,ということにしていたので,
お互いの「4月以降はどうなっている」の報告を。

なんともせつなかったりするシーズンです。

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