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01 févr. 2009

「図式製作」を擁護する

(「神経心理学」授業のおまけみたいなもの)

授業の準備で(失語=苦手分野なものですから私なりに楽しく学んで知識の補充が必要なんです)
あれこれ検索していたらこんな論文が。
Aphasia and the Diagram Makers Revisited:
an Update of Information Processing Models

(↑pdfフリー)

大御所★Heilman先生★(どっからどうみてもneuropsychologyの世界での"大御所"でしょう)が,
Wernicke-Lichtheim図式(とその拡張の諸相)にまつわるあれこれを
やさしく,しかし格調高く教えてくださりながら,図式をmodifyしてみせるという趣向。
なんともありがたや。神棚か仏壇に飾りたいくらいなもんです。

「図式」は論文中に6つ掲載されてまして,
1) Wernicke's schema
2) Wernicke-Lichtheim's schema
3) Wernicke-Kussmaul's schema
4) Modified Wernicke-Kussmaul's schema
5) Modified Wernicke-Kussmaul-Lichtheim schema
6) Modified Wernicke-Kussmaul-Lichtheim-Freund schema

つうことで,だいたい神経心理学の教科書には「Wernicke-Lichtheim図式」が載っているけれども,
それじゃ不十分,説明できないことがいくつかある,ということを再確認しました。


「図式製作者diagram-makers」には,昔も今も批判的な人々が一定数いるのですが,
図式やモデルは,
<仮説を生成すること>,<観察すべき視点を生成すること>,
そして<新たな発見を生み出すこと>,という点で重要なツールであり,
それなしではありえません
そもそも,授業で「こういう仕組みでこれこれの症状が出現する」ということを教えるのに,
図式やモデルなしで説明することなんて,果たしてできるだろうか。

この論文に示されているように,
研究の進展に伴って常にアップデートされるべきものである点も,大事だと思います。

 *

教科書
,もいいけれど,
誰か偉い先生,こっちも訳してもらえませんかねぇ←他力本願
(初心者には分量的にも内容的にもこちらの方が有用だと思うんだけど)

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