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16 avr. 2009

090416[bx1][bx2][y][mz3]医学図書館巡回

授業と授業の合間の「ペデ渋滞」を避けるような午後の時間帯に,
自転車でちょっと医学図書館へ行ってきた
(今日みたいな日はさわやかだ)。

2ヶ月ぶりくらいだろうか。

電子ジャーナルでは「捕獲」できない獲物を。

090416[bx1]-1 FTD; CBS; executive function
Executive dysfunction in frontotemporal dementia and corticobasal syndrome

FTDとCBS(※最近はCBDって言わないの?皮質基底核「症候群」っていうのかな?)の
遂行機能障害の比較検討。当然遂行機能といっても,使いそうな皮質の変性部位によって
障害のパターンは変わってくる。


090416[bx2][mz3]-1 depression; neuroticism; fearful facial expressions; fMRI
Risk for depression and neural responses to fearful facial expressions of emotion

(抑うつのリスクとしての)神経症傾向高群は,恐怖表情認知時に
右紡錘状回,左中側頭回の反応が大きいなどなど。


090416[bx2][mz3]-2 deception; psychopathic traits; fMRI
Psychopathic traits and deception: functional magnetic resonance imaging study

うそをつくときの脳活動と,サイコパシー傾向の質問紙得点(下位尺度あれこれ)とに相関。


090416[bx1][y]-1 bipolar disorder; psychosis; schizotypal
Neuropsychological status of bipolar I disorder: impact of psychosis

双極性障害でpsychosisのヒストリー有群と無群を,神経心理評価で区別できるか。
できなかった。でも,言語性WM課題が低いことは,双極性障害の特徴かも。


090416[bx2][y]-1 GAD; fMRI
Anticipatory Activation in the Amygdala and Anterior Cingulate
in Generalized Anxiety Disorder and Prediction of Treatment Response

全般性不安障害患者のfMRIスタディ。不快/中性画像を呈示する前のwarnig cueに
よって,両側扁桃体の活動が大きくみられる。また
治療前のこの課題中のACCの活動が大きいほど,治療後の不安・心配症状が
減少する。


あと日本語論文をいくつかコピーした。

○こうしてみるとpsychiatry系の雑誌論文が多い気がするが,これは
 neurology系の雑誌にneuropsychologyの論文が以前ほど載っていないことと,
 自分の関心が少しそういう方に移っていることの両方によるのでしょう。

○なぜかNeuronは2008のVol.60までしかなかったのですが...
 また「打ち止め」でしょうか。

○『高次脳機能障害学』『失語症学』,図書館隣の書籍部でパラパラして,
 良さそうだったので購入してみた(「基盤教育研究費」という名の公的教育研究費で,であります)。
 ...最近は,「教えるのに使えるか」とか,「よさげな図」とか,気になります。

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Commentaires

NeuronはScienceDirectで読めるようになっていた↓
http://www.sciencedirect.com/science/journal/08966273

Rédigé par: m0ch1 | 18 avr. 2009 07:14

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