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15 mai 2009

神経心理学演習09-9

小林くん担当。

Self-Alert Training:
Volitional modulation of autonomic arousal improves sustained attention

(セルフアラートトレーニング:自律神経活動の意図的調整によって持続的注意を改善する)

SCRの波形でバイオフィードバックして,意図的にこれをコントロールできるようにする
トレーニングを行うと,
(持続性注意を意思によってある程度トップダウン的にコントロールできるようになり,)
トレーニング後の持続性注意課題の成績が改善するという研究。

と簡単に言うけれど,
それって脳神経活動を意思によって,意図する方向に変容させようということになるわけだから,
けっこうすごいことではあると思われる。

対象は,成人の健常群とADHD群。
持続性注意課題は,Go/No-Go課題のSARTで,画面に呈示される一ケタの数字(0~9)のうち,
3のときだけNo-Goで(ボタン押しを控える),他の数字のときはボタン押しするというもの。

トレーニングの対照群は,なんと「テトリス」をする群。

テトリス条件群にくらべ,SCRバイオフィードバック条件群は,
トレーニング後に,OmissionエラーもCommissionエラーもRT variabilityも成績が向上した。
健常群でも,ADHD群でも同様の結果が得られた。

 *

「基礎実験」なんかによさそうな研究だなあと思う。
そういうあたりの担当になったらね。

 *

トレーニングの効果を測定する研究の難しさを話す。
デザインはシンプルだけど,(ダイエットとかのビフォア-アフター比較,のように。)
 1) トレーニングの効果を,トレーニング後のいつ(この研究では数分後だったけど)測定するか
 2) 持続的な効果がみられるのか
 3) トレーニング自体の時間とか量とかの設定は,これが最適か

 *

Results部分の説明をさっくりとomitしようとしてはまずいですな,さすがに。
たしかに,考察冒頭部分には結果のまとめの文章がありますえれども。
少なくとも図表は説明する習慣をつけましょう。
&やっぱ心理統計を習ったわけだから,統計検定の結果部分はしっかり眺めましょう。

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